知っていますか?ベートーヴェンの「英雄」とナポレオンの関係

ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」は、ベートーヴェン34歳のときに完成されました。
ベートーヴェンの最も重要な作品のひとつです。

この「英雄」という副題は、フランス革命後の世界情勢において、当時、革命的英雄とされていたナポレオンに共感したベートーヴェンが、ナポレオンにささげる曲として作曲されたところからきています。

しかし完成後まもなく、ナポレオンが皇帝に即位したという知らせを聞いたベートーヴェンは激怒し、楽譜を床にたたきつけたという、有名なエピソードがあります。

この曲の構成は、ハイドンやモーツァルトなどの古典派の交響曲や、ベートーヴェンの交響曲第1番、第2番から、大きな成長が見られます。演奏時間が50分に及ぶという、常識を破った長さ、第1楽章では巨大な展開部をおいたこと、第2楽章には歌曲風の楽章の代わりに葬送行進曲をおいたこと。終楽章にはロンド風のフィナーレの代わりに変奏曲がおいたことなどが挙げられます。
それらは、その後の作曲家たちに多大な影響を与えました。

楽器編成は、伝統的な2管編成です。
意外にも、「英雄」のような巨大な曲がこのような比較的小さな編成で演奏されていることがおどろきです。

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1 曲の構成

・第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ

冒頭からいきなり、全合奏で音が2回鳴り響き、それからチェロが有名な第1主題が現れます。
展開部では、この第1主題が様々なかたちに変化していきます。その後、コーダではクライマックスとなり雄大にこの曲を締めくくります。

・第2楽章 葬送行進曲 アダージョ・アッサイ

葬送行進曲と題された、有名な行進曲です。
弦楽器によって足を引きずるような旋律が登場し、オーボエが引き継いでいきます。
ベートーヴェンが「英雄」のモデルとしてイメージしていたナポレオンが、私利私欲のために皇帝となったことを、「英雄の死」として考えているのでしょうか・・・?

・第3楽章 スケルツォ:アレグロ・ヴィヴァーチェ

交響曲第2番に引き続き、ここでもスケルツォが用いられています。
トリオはホルンの三重奏で、この曲の大きな聞きどころの一つです。

・第4楽章 フィナーレ:アレグロ・モルト 

終楽章としては珍しく変奏曲が用いられています。変奏曲はベートーヴェンが得意とした形式で、次から次へと変化していくその旋律は、とても聞きごたえのあるところです。
最後のコーダは、いつ聴いても血湧き肉躍る、堂々としたものです。

2 おススメCD

・ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 ウィーンフィル(東芝EMI)

ベートーヴェン英雄

ベートーヴェンの「英雄」といえば、やはりこの人、フルトヴェングラーを聴いておくべきでしょう。
フルトヴェングラーは「英雄」だけでもたくさんの録音を残していますが、1952年にウィーンフィルで録音したCDが一番の名演とされているようです。
まずは、聴いてみてください♡

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