苦悩から光へ!ベートーヴェン第5番「運命」第3楽章は不気味なスケルツォ

ベートーヴェン交響曲第5番についてのお話し第3回目です。

今回ご紹介するのは、第3楽章ですね。

モーツァルトやハイドンの時代の交響曲ではメヌエットとして置かれていた第3楽章は、ベートーヴェンの時代になると、「スケルツォ」という、3拍子ではあるものの、続く第4楽章への橋渡しとしての役割や少しユーモラスな曲想を持つ楽章が置かれることが多くなり、この交響曲第5番「運命」では、まさにこの第3楽章が全曲を盛り上げるための大きな効果をもたらしています。

それしても、第3楽章は不思議な音楽です。

チェロとコントラバスが、低い音で、まるでなにかが蠢いているような、そんな音色で開始します。
そのあと、第1楽章冒頭の「ダダダダーン」がホルンで再現されます。
第2楽章の優美さが通り過ぎても、困難は目の前から通り過ぎていないことを、聴く人に悟らせるかのようです。

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◯曲の構成

・第3楽章 アレグロ-アタッカです。
スケルツォによる楽章です。
チェロとコントラバスが、地面から湧き出てくるような低音でのパッセーの主題がでてきたあと、ホルンがいきなりフォルティッシモで「運命の動機」を力強く奏でます。

トリオの部分では、チェロとコントラバスが、砂利道をのぼるような主題が出てきます。
主題は各楽器に引き継がれ、次の楽章に切れ目なく入っていきます。これも、ベートーヴェンの工夫のひとつ。

次の楽章に切れ目なく入っていくことにより、第3楽章のコーダが、第4楽章の序奏のような役割を果たし、この曲のフィナーレを迎えるにあたっての緊張感を高めすとともに、劇的な効果をもたらしています。

この、次の楽章に切れ目なく入っていくという技法、これを「アタッカ」といいますが、この「アタッカ」は、ロールちゃんが聴いた曲のなかでは、かの有名なメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲や、シューマンの交響曲第4番がこの「アタッカ」の例です。
でも、知らない聴くと、まるで一つの楽章であるように思われます。

ところで、コントラバスのいう楽器、普段の曲の中では目立つことの少ない楽器ですが、このベートーヴェンの交響曲第5番「運命」では、とても重要な役割を果たしています。そういえば、ブラームスの交響曲でも、チェロやコントラバスといった、いわゆる低弦の楽器がよく解け合い、非常に重厚な効果をもたらしていますよね♡

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