名演CDを探せ!ベートーヴェン交響曲第6番「田園」ロールちゃんおススメは?

音楽室に飾ってある肖像画や音楽の教科書から見るベートーヴェンは、髪の毛をモジャモジャにさせて、いかにも怖そう!ですよね。

るーとびひばんべーとーべん

どうですか?

そのため、ベートーヴェンについて気難しそうな近寄り難いイメージを持つ人も多いでしょう。

とりわけ、交響曲第5番「運命」や9番「合唱付」などを聴くと、そのイメージは一段と強調されるかもしれませんね。

しかし、実際のベートーヴェンは、そのようなイメージと裏腹に、田園を好み、自然を愛する人物でした。

この交響曲第6番「田園」へ長調は、ベートーヴェン38歳の時に完成しましたが、それは交響曲第5番「運命」を完成させてまもないころでした。

そのため、当時のベートーヴェンを、「極度の精神的緊張を求められる『運命』を作曲する一方、『田園』のような晴れやかな牧場的な雰囲気をもった曲を作ることで、精神的なバランスをとろうとしていた。」と解釈する人もいるようです。

しかし、そのような解釈は見当外れとはいわないとしても、この交響曲第6番「田園」は、当時の交響曲としては異例の5楽章構成や、各楽章に描写的な表題がつけられるなど、その革新性は、「運命」のそれと劣りません。

この交響曲第6番「田園」は、各楽章にそれぞれ表題がついています。

ここで気をつけてほしいのは、ベートーヴェンは、「田園」は、自然の姿をそのまま音に描写しようとしたのではなく、「感情」を表現しようとしていたということです。
それは、ベートーヴェンの初演演奏会の予告やスケッチ帳にそのような記載があるのだそうです。

楽器編成は、完全な2管編成に加え、ピッコロとトロンボーンが用いられています。

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1 曲の構成

・第1楽章「田舎に到着したときの愉快な感情の目覚め」

アレグロ・マ・ノン・トロッポ
冒頭、第1主題が現れます。まるで、太陽の暖かい日差しに包まれた春の日に、田舎に到着したときの、晴れやかな気分のようです。
この第1主題は、第1楽章のいろんなところで姿を見せます。

・第2楽章「小川のほとりの情景」

アンダンテ・モルト・モッソ

緩徐楽章です。とぎれとぎれのような第1主題が、ゆるやかに流れる川のような伴奏に乗って奏でられます。
途中、フルートや管楽器も登場し、牧歌的な雰囲気は一層強まります。
最後、ナイチンゲールやウズラ、カッコウの鳴き声を真似たフルートやオーボエ、クラリネットが出てきます。
当時、ベートーヴェンは既に、耳の聞こえない状態にありました。
それにもかかわらず、鳥の鳴き声をどのようにイメージできたのでしょうか。

・第3楽章「田舎の人々の楽しい集い」

アレグロ
楽し気な第1主題から始まります。中間部は、田舎の人々のお祭りでしょうか。お酒を飲んでみんなで踊っているかのような、陽気な場面です♪。後半は、響きにどこか影のようなものが差してきます。テンポが速くなり、そのまま第4楽章に続きます。

・第4楽章「雷雨・嵐」

アレグロ

遠くから、黒い雲が近づいてきます。その雲は、やがて、激しい雨と暴風を巻き起こします。嵐です。時折、雷がおちます。コントラバスの低弦がうなり、ティンパニが激しい音をたたきつけます。

この楽章は、風景の状況を描写した古今東西の音楽のなかでも最大の傑作である、と言われています。

やがて、雨と風はやみ、雲は遠ざかっていきます。晴れやかな日差しが戻って、そのまま第5楽章に続きます。その光景は、感動的です。

・第5楽章「牧歌 嵐の後の喜ばしい感謝の気持ち」

アレグレット

ベートーヴェンの、自然に対する感謝の気持ちが感動的な音楽で表現されています。
牧歌的な部分がクラリネットからホルンに受け継がれた後、ヴァイオリンが第1主題を奏でます。

第2主題は感情の高まりをみせつつ、下降する旋律です。最後のクライマックスは、高音での細かい動きと、低音での荘重な音が加わって、感動的な響きとなります。

2 おススメCD

名曲であり無数のCDがありますが、1枚に絞るといえば、やはりこれでしょう。
・ブルーノ・ワルター指揮 コロンビア交響楽団(CBSソニー)

ベートーヴェン・田園

無数のCDがある中でロールちゃんが涙を流したのは、このCDだけでした。
他のCDでは、もちろん美しいし立派で堂々としていますがベートーヴェンと一体となり、自然に対する人間の感謝の気持ちを全人類的な規模にまで拡大させたような演奏が、このワルターのCDです。

中庸のテンポで、ベートーヴェンが目指した自然への感謝の気持ちが感動的な演奏で表現されています。

ワルターの演奏は、とても柔らかく温かみがあり、大好きです。

この演奏を知らずに死ぬのは、本当にもったいないほどの、まさに、「人類の至宝」といってもいいくらいと演奏だと思います。

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