ベートーヴェンの自信作|交響曲第8番は知れらざる傑作

ベートーヴェン44歳の時の曲。

交響曲第7番と同じ演奏会で初演されましたが、聴衆の人気はもっぱら交響曲第7番に集中しベートーヴェンはとても残念がったと言われています。
それだけ、この曲に自信があったのでしょう。

そう言われてみると、ロールちゃんも交響曲第7番と交響曲第8番の入ったCDを夫からオススメされて、やっぱり交響曲7番ばかり口ずさんでいましたが、ロール夫は、「第8番いいよなー♩」って言ってたのを思い出しました。

ベートーヴェンの交響曲の中では、比較的小規模で、従来の古典的な形式に則っているように見えますが、内容面では、ベートーヴェンらしい工夫と表現にあふれた傑作だと思います。

楽器編成は、完全な2管編成によっています。
演奏時間も30分間に満たず、小規模なものですが、その中に力強さや情熱がたっぷり盛り込まれています。

全4楽章とも無駄に思われる部分が無く、一度聴き始めると一気に聴き通してしまいます♪

スポンサーリンク

1 曲の構成

・第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ・エ・コン・ブリオ

冒頭、いきなり第1主題が華やかに始まります。緩急をつけつつ、勢いはそのままに曲は進み、どんどん上昇していくようなフレーズもあります。

・第2楽章 アレグレット・スケルツァンド

第2楽章で用いられているメロディーは、メトロノームの発明者であるメルツェルという人のために送った曲のメロディーからとっているものです。

小刻みする弦の刻みは、まるでハイドンの交響曲第101番「時計」の第2楽章のよう。
メトロノームとは、一定の間隔で音を刻み、ピアノやバイオリンなど、個人で楽器を演奏、あるいは練習する際に、テンポを合わせるために使う音楽用具のことで、現在も使われています。

音楽の演奏に重要なメトロノームですが、音楽の筋とは関係がないメルツェルに向けて書いた音楽のメロディーそのものを、交響曲に組み入れるという点に、ベートーヴェンらしさを感じます。

・第3楽章 テンポ・ディ・メヌエット

ここで、ベートーヴェンは交響曲の中で初めてメヌエットを採用します。
しかし、宮廷舞曲ではなく、レントラー風とでもいったほうがよいでしょうか。

・第4楽章アレグロ・ヴィヴァーチェ

第1主題は小刻みな動きから始まり、やがて大きな盛り上がりを見せます。
第2主題は、弦楽器を基調に奏でられる優美なもの。
第1主題と第2主題は対比的な関係にあり、この2つの主題がメインとなり曲が進んでいきます。

なお、この楽章では、なんとロンド形式という交響曲にしては珍しい形式が採用されています。

2 おススメCD

・ハンス・イッセルシュテット指揮 ウィーン・フィル(ドイツグラモフォン)

ベートーヴェン交響曲第7.8

イッセルシュテットの演奏は、中庸なテンポであり、とても端正なものです。
1960年代当時のウィーン・フィルの柔らかい弦と木管の音も本当に素晴らしく、
この明るい曲の曲想とぴったり合っていると思います。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました♪
記事更新の励みになりますのでよろしければポチッとお願いします♡

↓↓↓

にほんブログ村 クラシックブログへ
スポンサーリンク

シェアする

フォローする