嵐の前の静けさ|ベートーヴェン交響曲第9番第3楽章は神秘的!

前回に引き続き、ベートーヴェンの「第9」です。今回は第3楽章ですね。

ところで、この第3楽章。とにかく長い!そして眠い!!(以前のロールちゃんにとっては) 本当に、わざとらしいくらいです(笑)。

しかし、この第3楽章は、曲そのものも美しいのですが、この美しい曲が第3楽章に置かれていることには、重要な意味があることを、あなたは知っていますか?

第2楽章までは、とても力強い音楽が続きました。金管楽器が吹き鳴らされたり、ティンパニがバンバン叩かれたりと、激しかったですよね。

ところが、第3楽章になると、突然穏やかで美しい音楽になります。それもわざとらしいくらいに。

なぜでしょう?

これは、ゆっくりした楽章は、通常の交響曲では第2楽章におかれるのが普通なのですが、「第9」は第4楽章が爆発する音楽なので、その前の、いわば「衝撃吸収材」みたいな感じで、美しい音楽を第3楽章に置いているのです。

有名な「第9」だからといって、この曲をよく知らずに演奏会にでかけてしまうと、(以前のロールちゃんのように)寝てしまう人もいるかもしれませんが、とてももったいない話です。

それでは、この第3楽章、一体どんな音楽なのでしょうか。

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1 曲の構成

・第3楽章 アダージョ・モルト・エ・カンタービレ

第9の中で,いちばん平穏で静かな楽章です。「天国的」な雰囲気があると言われますが、第4楽章に備えて夢の世界に入っているお客さんもちらほら見かけます。

形式的には、弦楽器が奏でる第1主題と第2主題との間にはそれほどの対立関係はなく、また、大きく変形されることもなく、なだらかに流れていきます。このメロディーは、ベートーヴェンが書いた旋律のうちでも有数の美しさだと思います。

しかし、その天国的な雰囲気を破るかのように最後の方にトランペットによる警告のようなフレーズが出てきます。これは明らかに、第4楽章の予告です。

ホルンの美しいソロ(ただの音階なのですが)も出てきます。これらが出てきたら,もうすぐ4楽章になります。

しかし、そのまま、平安のうちに曲は終わります。

ロールちゃんが思うに、この第3楽章!美しいのはもちろんですが、くせものですよね〜。

わざと、長くて美しく、形式的にもシンプルで、平和な音楽にしたのは、この後に続く激しい第4楽章との対比させる効果を狙っていますよね。

やりますね、ベートーヴェンさんも(笑)。

このあたりのからくりをわかっていると、きっと、クラシック音楽やコンサートがもっと面白く思えるようになってくると思います♡

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