【暗から明へ】ブラームスの交響曲第1番の魅力を解説します!

ブラームスはベートーヴェンを、その生涯を通じて尊敬していました。
そのため、自分が作曲する交響曲は、そのベートーヴェンを超えるものでなければならい、という意識が強かったといわれます。

彼の最初の交響曲である、交響曲第1番は、推敲に推敲を重ね、完成まで20年以上もの歳月を費やした労作です。

「暗から明」というベートーヴェン的な構成を持ち、往年の大指揮者であるビューローをして、「ベートーヴェンの第10交響曲である」と言わしめた傑作です。
その曲想から、ブラームスの交響曲のなかで一番有名であり、かつ演奏会でも取り上げられる機会も多い曲です。

曲は、堂々とした響きとともに、困難や苦痛と闘う姿勢を思わせる第1楽章、勝利の凱旋となる第4楽章など、聴きどころがたくさんあります。

楽器編成は、2管編成に、4本に増強されたホルン、トロンボーンが追加されています。

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1 曲の構成

・第1楽章 ウン・ポコ・ソステヌート-アレグロ

曲の冒頭、いきなり連続して強打されるティンパニを伴奏に分厚い弦楽器が流れます。
「ど迫力」な出だしです。主部に入り、弦による第1主題が奏でられた後、様々な動機が積み重ねられブラームスなりの「困難」と闘う姿勢が見られます。

・第2楽章 アンダンテ・ソステヌート

弦楽器による優美な第1主題が奏でられます。
やがて入ってくるオーボエの美しさは、言葉で表現しようがありません。
ドラマティックな楽章です。

・第3楽章 ウン・ポコ・アレグレット・エ・グラツィオーソ

クラリネットによる優美な第1主題から始まります。やがて曲は盛り上がり、全合奏の響きが響き渡ります。

・第4楽章 アダージョ-アレグロ・マ・ノン・トロッポ・コン・ブリオ

重々しい雲を連想させるような序奏から始まりますが、やがてホルンの深々とした響きとともに雲が取り払われていくような、そんな情景を想いうかばれます。
続いて現れる主題は、よーく聴くと、どこかで聴いたことのある曲のような・・・

そうです。ベートーヴェンの交響曲第9番の「歓喜の歌」の旋律にそっくりではありませんか!
やがて、曲はさらに盛り上がり、血湧き肉躍るコーダを経て、この壮大な曲は幕を閉じます。

2 おススメCD

・シャルル・ミュンシュ指揮 パリ管弦楽団(東芝 EMI)

ブラームス交響曲第1番

第1楽章の最初の出だしから異様な雰囲気に包まれます。
クライマックスに向かって突進していくような、まるでブラームスがベートーヴェンになったような、ドラマティックな演奏です。

オーケストラも、フランスのものとは思えないような気迫こもった演奏です。クラシック音楽の良さが実感できる、そんなCDです。

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