とにかくしぶい!ブラームスらしさが光る交響曲第4番の魅力

ブラームスの交響曲第4番。

ブラームス最後のこの交響曲ですが、この時、ブラームスは52歳。
当時、音楽界はブラームス派とオペラの大家であるリヒャルト・ワーグナー派に分かれ、両者との間で論争が繰り広げられていました。

その論争の中で、これまで良き理解者であったヴァイオリン奏者ヨーゼフ・ヨアヒム」や指揮者ヘルマン・レヴィなどが、ブラームスの元を離れていきます。妻も子もいないブラームスの心境はいかばかりであったことでしょう。

このような状況にあったブラームスが書いた交響曲第4番には、孤独感からくる哀愁が漂っています。

そういった意味では、もっとも「ブラームスらしい」交響曲でブラームス自身とても気に入っていた曲のようです。

この曲を本当に理解するには、それ相応の人生経験が必要なのかもしれません。

一般的に、クラシック音楽に限ったことではないですが、ある程度の人生や年齢の積み重ねにより曲の理解度が変わってきますよね?

ロールちゃんも、以前はあまり面白味を感じなかった第2楽章が、最近になってその素晴らしさがわかったような感じがしています。

楽器編成は2管編成に、ピッコロ、コントラファゴット、ホルン(2本追加)、トロンボーン、トライアングルです。

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1 曲の構成

・第1楽章 アレグロ・ノン。トロッポ

いきなり、ヴァイオリンによるすすり泣くような第1楽章が現れます。
この第1主題をどのように演奏するかが、指揮者にとってはとても難しい場所なのだそうです。

曲は次第に高揚し、最後は、ティンパニによる、印象深い4つの強打でとトレモロで、堂々とこの楽章を終えます。

・第2楽章 アンダンテ・モデラート

この楽章は、中世におけるフリギア旋法を用いられています。フリギア旋法とは、音階を含む原理のことをいい、詳しい説明は省略しますが、中世におけるフリギア旋法とは、簡単にいうと「ドレミファソラシド」という現在の音楽とは異なる音階に基づく書法のことをいうそうです。

曲の冒頭、ホルンが印象的な響きから始まり、クラリネットが哀愁に満ちた第1主題を提示します。
曲の途中で、ティンパニも加わった、とても感動的な部分がでてきて、ロールちゃんはこの部分になると、鳥肌がたちます。

・第3楽章 アレグロ・ジョコーソ

この交響曲の中で唯一、明るい響きに満ちた楽章です。
しかし、爽やかさとか快活さ、といった雰囲気ではなく、むしろ哀愁を隠すために無骨な男が空騒ぎをしている、といったような感じの曲です。

トライアングルやコントラファゴットも加わり色彩感は増しますが、カラッと晴れたような響きとはほど遠く、なにかしら心にひっかかったものがあるけれどとりあえずそれはさておき、というような感じです。

わかりますかね?(笑)

ちなみに、交響曲第4番を知った当初、最も好きな楽章はこの第3楽章でした。外面的な派手さが印象に残りますからね〜♪

・第4楽章 アレグロ・エネルジーコ・エ・アパッショナート

パッサカリアと呼ばれる、バロック音楽の形式による変奏曲です。

冒頭の旋律が、30回以上も変奏されていきます。その変奏の中には、哀愁漂わせたもの、諦観に満ちたもの、勇壮なもの、堂々としたものなど、様々なものがありますが、ひとつの旋律がこうして次に変奏されていく様子を聴くと、「変奏曲って面白い」と思うし、また「変奏曲の大家」ブラームスの才能の素晴らしいさを改めて実感します♡

2 おススメCD

・カルロス・クライバー指揮 ウィーンフィル(ドイツ・グラモフォン)

ブラームス交響曲4

クライバー50歳の手による演奏ですが、このCDで聴く交響曲第4番は、まさにドラマティックの一言。

ブラームスの哀愁を十二分に表現しつつも、クライバーの懐の深ささとダイナミックな演奏に、ロールちゃんは完全にノックアウト♡♡♡
この曲のもつ本質をえぐりとって、聴く人にみせてくれます。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました♪
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