【博士号授与のお礼】ブラームス「大学祝典序曲」の名盤を紹介します♪

この「大学祝典序曲」は、ブラームス47歳の手によるものです。
ブラームスが36歳のときの作品である「ドイツ・レクイエム」が大成功を収めてから、ブラームスの名声は各地で大きく高まっていました。

こうしたブラームスにたいして、1879年に、ブレスラウ大学から名誉博士号授与の申し出があります。

ブラームスは、はじめは、威厳のある曲、もしくは輝かしい曲を作ろうとしていたのですが、以前に彼がおぼえた学生歌を用いて、楽しい演奏会用序曲を作曲することにしました。これが、「大学祝典序曲」であり、ブラームス自身の感謝や喜びの気持ちが込められています。

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1 曲の構成

曲が始まるすぐに、遠くから行進曲風の歯切れよい旋律が聴こえてきます。
途中、弦とファゴット、ホルンにより賛美歌風の曲が挿入されますが、すぐに行進曲に戻り、今度はぐっと近付いてきます。

やがて静かになると、金管楽器によって、学生歌からとられた、明るくおおらかな主題が奏されます。

曲は次第に楽器が増えて力を増していき、頂点を迎えます。

その後再び行進曲が登場しますが、冒頭では短調だったものが、今度 は長調で現れます。
すぐにヴァイオリンに柔らかい旋律が現れ、チェロの沸き上がるようなピチカートにのってヴァイオリンとヴィオラによって、学生たちが宴会のときに歌う「祖国の父」を歌いだします。

木管楽器がこれを受け継ぎ、次に現れる主題を予告するように姿を変えてゆきます。
この予告を受けてファゴットが軽快に「新入生の歌」を歌い始めます。

しばらくこの主題を扱うと、冒頭に登場したいくつかの楽句を変形させて展開部を形成します。

しかし冒頭の行進曲が現れて、すぐに再現部に入ります。ここでは、呈示部とは異なり、弦楽器も伴って盛大に歓喜を謳歌しています。

最後に、学生歌により学生たちの感激と喜びを頂点に導きます。これは1700年代から愛唱されていた学生歌で、管楽器によって高らかに歌い上げられ、壮大に締めくくられます。

それぞれの学生歌を、変奏や独自の主題を用いて緻密につなぎ合わせてゆく技法や、キャラクターに合わせた楽器の割り当てなど、ブラームスの優れた技法が存分に活用 された、創意溢れる傑作へと仕上がっています。また、ブラームスの管弦楽曲の中では珍しいほど打楽器を多用していることにも注目です!

楽器編成は、ピッコロ、コントラファゴット、のほか、バスドラム、トライアングルやシンバルまでもが追加された、ブラームスしてはなかり大がかりな曲です。

2 おススメCD

・レナード・バーンスタイン指揮 ウィーンフィル(ドイツ・グラモフォン)

ブラームス大学祝典序曲

バーンスタインらしく、ロマンと情熱あふれる演奏です。なお、この演奏が含まれている交響曲第2番も、1983年度レコード・アカデミー賞に選ばれている交響曲全集からの一曲であり、録音も鮮明で、お買い得な1枚だと思います。

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