魅惑のホルン|ブルックナー第4番「ロマンティック」の魅力

今回ご紹介するブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」は、その親しみやすい曲想と「ロマンティック」という別名をもっていることから、第7番と並んでブルックナーの最も人気のある作品です。

この曲の「ロマンティック」という愛称は、ブルックナー自身が弟子たちにこの作品の性格を「ロマン的(ロマンティック)」と説明したことから付けられました。
しかしそのような逸話はともかく、この第4番は、その美しさと緊張を併せ持った感動的な名曲だと思います。

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1 曲の構成

・第1楽章 運動的に、しかし速すぎずに弦楽器が弱く小刻みに刻んで曲が始まります。
これが「ブルックナー開始」と呼ばれる始まり方です。
ブルックナーお得意のやり方で、深い森の霧をイメージさせます。
そして深々としたホルンによる、第1主題が現れます。
この部分は、ロールちゃんがお気に入りの部分♡で、「カッコいい♪」と思うところです。

この旋律は、全曲を統一する重要なものです。

また、「タンタンタタタタン♩」という、もう一つ全体を統一する音型があります。
このリズムは「ブルックナーリズム」と呼ばれています。

第2主題は弦楽器により落ち着いた表情を持っていて、第3主題は金管楽器で力強くあらわれます。最後は、ホルンにより第1主題が高らかに奏でられ、曲を終えます。

全体として、ブルックナーの特徴と美しいメロディーがうまく溶け合って、とても親しみやすく明るい楽章です。

・第2楽章 アンダンテ・クワジ・アレグレット

まず、チェロによるが第1主題が現れた後、ビオラが第2主題を奏でます。室内楽的な感じの楽章です。
展開部でと再現部を経て長大な終結部に入り、クライマックスに至ります。

・第3楽章 スケルツォ 運動的に

「狩」をイメージしたような、ホルンが活躍する楽章です。
冒頭のスケルツォ主題にも「ブルックナーリズム」が聞き取れます。
なお、中間部は農家の人々が踊っているような感じになります。

・第4楽章 フィナーレ運動的に、しかし速すぎずに

冒頭うごめくような弦の伴奏の上に、ホルンが旋律を奏でていきます。
「なにかが始まる・・・」そんな不安と期待を呼び起こすような開始です。
緊張が高まってゆき、荒々しいリズムの高まりを伴いながら、たまったものを一気に噴出すように第1主題が登場します。

まさに、暴力的な音楽といった感じで、聴いているロールちゃんは恐ろしくなってしまいます。

しかし、しばらく進むと弦楽合奏だけのしっとりと室内楽的な感じになります。
第1楽章から第3楽章までにあらわれた特徴的なリズムや動機がこの第4楽章で巧みに用いられています。最後は、第1楽章冒頭に現れたホルンによる第1主題が壮麗にあらわれ、幕を閉じます。

2 おススメCD

・カール・ベーム指揮 ウィーンフィル(ロンドン)

ブルックナー4

たくさんのCDが出ていますが、多くの人から支持されているのが、ベームによるこの演奏です。

美しい音楽が流れていきますが、ゆっくりめのテンポに、ブルックナーがイメージした世界が展開されていきます。ブルックナーの深い森に、最初の一歩を踏み入れるには、おススメのCDです。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました♪
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