【ブルックナーの最高峰】交響曲第8番ハ短調の魅力とは何か

ブルックナーの交響曲第8番。

「ブルックナーの作る曲はわかりにくい」と考えいてる方も多いと思います。
そのため、この交響曲第8番も、一般的な知名度の点では、ベートーヴェンの交響曲よりも低いと言えるかもしれません。

しかし、ブルックナーの交響曲第8番は、その壮大さと神秘性、圧倒的なスケールの大きさから、数多の交響曲の頂点に君臨するといっても過言ではない、クラシック音楽史上においても屈指の名曲です。

演奏時間が約70分〜80分にも及ぶという大曲でありながら、旋律、楽曲構成など実に充実し切っていて、演奏終了後もう一度最初から、それこそ何度でも聴きたくなります。

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1 曲の構成

・第1楽章:アレグロ・モデラート

ブルックナーの場合に多く見られるように、弦のさざなみの中から主題が現れるいいわゆる「ブルックナー開始」で始まり、重厚な第1主題と対照的に穏やかな第3主題、弦のピッツィカートに乗せた第3主題が奏でられます。

ブルックナーお気に入りのリズムの高まりのうち、最初のクライマックスが訪れます。やがて、再現部を経て爆発的なクライマックスを形作り、まるで死にゆく人の心臓の鼓動のような印象的な弱々しい3つの音でこの楽章は閉じられます。

・第2楽章:スケルツォ/アレグロ・モデラート

第1楽章が静かに終わっているためか、ブルックナーは第2楽章に、スケルツォを置いています。壮大な響きと素朴な舞曲が同居する、ブルックナーならではのスケルツォです。

信号風のホルンの響きに誘われるように弦がざわめき、小さな旋回が繰り返される内に巨大な渦へと変容していく主部。

それとは対照的に実に素朴で穏やかな調べで綴られる中間部とからなる、急=緩=急の3部形式で書かれています。

・第3楽章:アダージョ/荘重に、ゆっくりと。但し、引きずらぬように。

ロールちゃんが思うに、このアダージョの音楽ほど、ブルックナーが書いた曲のなかで、美しいものはないと思います。

いわゆる「ブルックナーリズム」に乗せた、ヴァイオリンによる神秘的な第1主題と、チェロによる穏やかな第2主題が展開され、やがて金管を伴った壮麗なクライマックスが現れます。
それは、そして最後は、「天国の調べ」という言葉が相応しい音楽でこの楽章は閉じられます。

・第4楽章:フィナーレ/荘重に、急ぐことなく。

第8番の最後を飾る壮大な楽章です。踏みつけるような足取りのリズムの上に、金管楽器がファンファーレを奏でて音楽は始まります。
まるで宇宙の鳴動のようです。

曲は、壮麗な部分や勇壮な部分、厳かになったり宗教的になったり、様々に変化していきます。

そして、最後は、これまでの4つの楽章の4つの主題の音形が同時に奏でられ、この傑作の真の頂点が築き上げられます。

2 おススメCD

・ギュンター・ヴァント指揮 ベルリンフィル(RCA REDSEAL)

ブルックナー交響曲8

ブルックナーの最高峰、交響曲第8番。
ロールちゃんが聴いたCDは少ないですが、一番しっくりきて、かつ一般的な評価も考慮すれば、おススメはこのCDになるのではないでしょうか。

この曲の演奏に必要な素朴さ、ダイナミックさ、スケール、寂寥感などの要素をすべて兼ね備えている素晴らしい演奏だと思います♡

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