賑やかな楽器が魅力的!ハイドンの交響曲第100番「軍隊」が魅力的な理由

この曲は、ハイドンがロンドン滞在時に作られた曲です。

「軍隊」という別名は、第2楽章と第4楽章にトライアングルやシンバルなど、軍楽隊で用いられていた楽器が使用されるところからきています。

当時ヨーロッパの王宮ではトルコ風の音楽が流行り、その流行を受けてモーツァルトは有名なピアノソナタ第11番「トルコ行進曲」やヴァイオリン協奏曲第5番などトルコ風の音楽を作曲に取り入れていました。

ハイドンも、こういった流行を意識したのか、この交響曲第100番でトルコ軍楽の打楽器が用いています。

そのような経緯もあり楽器編成は上記の打楽器のほか、クラリネットを含む完全な2管編成の大規模なものとなっています。

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1 曲の構成

第1楽章は、穏やかな序奏のあとフルートによる跳躍を受けて第1主題が堂々と奏でられます。
せわしない印象の第2主題も絡めながら、曲は展開していきます。

第2楽章は援徐楽章にしては珍しい、アレグレットの速度指示を伴うもの。少し早めのテンポでおだやかなメロディーが流れたかと、途中で、短調に変調し、シンバルなどの打楽器が堂々と鳴り響きます。トランペットが、まるで軍隊で使われそうなファンファーレを鳴らし、勇壮でかつ賑やかな雰囲気でこの楽章を閉じます。

第3楽章はメヌエット。まるで、兵隊さん達が偉ぶって肩肘を張りながら行進する様子をハイドンが滑稽に描いたような、そんな印象を受けるようなメヌエットです。

第4楽章は、プレストの速度指示のあるフィナーレ。小刻みなメロディーがやがてたたみかけるように盛り上がりを見せたかと思うと、やがて曲は展開部に入り、劇的な雰囲気を帯はじめ、最期は、また軍隊風の打楽器が華々しく打ち鳴らされ、賑やかな雰囲気のまま、幕を閉じます。

2 おススメCD

・クリストファー・ホグウッド指揮 エンシェント室内管弦楽団 (オワゾリール)
ホグウッドさんは、元々は大学で音楽の研究をしていた方なのですが、バロックや古典派の音楽を、当時の音色の演奏方法にのっとり演奏しようとしたことで有名です。

ホグウッドさんの演奏する「軍隊」は、過剰な演出はせず、あくまで自然なかたちで当時の演奏を再現しようとしているところがとても興味深いところだと思います。

一聴の価値ある演奏ですよ♡

ハイドン・軍隊

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