あの王妃もお気に入り|ハイドン交響曲第85番「王妃」の特徴とは

長年勤めた「エステルハージ候」の楽長を辞し、自由の身となったハイドンが当時パリで創設されたオーケストラからの依頼を受けて6曲の交響曲を作曲しました。これら1群の交響曲は「パリ交響曲」を総称されますが、この曲は、この交響曲群に属するものです。

曲名の由来は当時のフランス国王ルイ16世の王妃であったマリー・アントワネットの気に入りであったことからきているとのこと。

ハイドンの名前は国際的なものとなっていたということでしょうね。実際、この交響曲群は、当時の聴衆から人気を博し、パリやウィーンでも出版されたということです。

変ロ長調という調性から、ハイドンの交響曲のなかでもひときわ優雅で貴族的な曲想をもった曲です。特に、第1楽章は、ヴァイオリンが駆け上がるパッセージが目立ち、まるでモーツァルトの交響曲第31番「パリ」を思わせるようです。パリのオーケストラの技術が優れていたこと、パリの人々の嗜好を考慮した結果でしょうか。

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1 曲の構成

第1楽章は、ヴァイオリンによる、駆け上がるような急速なパッセージが印象に残る楽章。曲の冒頭の序奏から典雅な雰囲気に包まれますが、途中、激情的な短調のパッセージが現れて、ハッと目が覚めてしまいます。気取った王妃がまるでドレスを着て王宮を静かに歩く姿を彷彿とさせるようです。

第2楽章は、歌謡的なメロディーの変奏曲ですが、どこかで聴いたことのあるメロディーのような気がしてならないのは、ロールちゃんだけでしょうか・・・?

第3楽章は、3拍子のメヌエット。
これまたハイドンお得意の優雅な楽章です。オーボエやフルート、ファゴットなどの管楽器の掛け合いがとても愛らしく、聴く人の耳を楽しませてくれます。

第4楽章は、フィナーレですが、プレストという速度指示のとおり、いかにも性急が感じで音楽が進んでいきます。当時、多くの人々の人気を博したのもうなずけるような典雅で楽しい曲です♪

2 おススメCD

・ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィル

ハイドン・王妃

王妃もお気に入りの典雅なこの曲は、カラヤン&ベルリンフィルで聴いちゃいましょう♪
カラヤンの優美で堂々とした演奏は、この曲の鑑賞にピッタリ!

モーツァルトではセカセカした演奏が印象に残るカラヤンですが、ハイドンでは不思議と、じっくり聴かせてくれる演奏をたくさん残してくれています♡

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