こんなに違う?ハイドン交響曲第88番「V字」を演奏者毎に聞き比べてみました

ハイドンが勤めていた「エステルハージ候」の楽団を辞することとなったヨハン・ペーター・トストの依頼で、1787年に作曲したものです。なお、トストからの依頼で作曲された交響曲群を「トスト交響曲」と総称するそうです。

なお、「V字」というタイトルは、出版社が付けた整理用の番号のことで、タイトルと交響曲自体の内容は全く関係ありません。ハイドンの交響曲は、たわいもない理由でつけられていることが多いですが、この曲は、そんな別名つきの交響曲の典型といってよいかもしれませんね。

楽器編成は、クラリネットを除く2管編成の大規模なもの。やや重めの曲調で、これまでの優雅なハイドン像とはやや異なる印象を与える曲です。

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1 曲の構成

・第1楽章は、序奏から、アレグロの主部に入るあたりの晴れやかな雰囲気が素晴らしいところ。主部の冒頭に、2種類の旋律が少し間隔をおいて奏されるのが印象的です。

・第2楽章は、ゆっくりとした主題の変奏曲。オーボエの音色が、なにかしら、遠い昔の美しい思い出を思い起させるような、そんな曲調をもった魅力的な楽章で、ブラームスも、自分の交響曲を作曲する際の模範にしたいと語ったというエピソードもあるそうです。

・第3楽章は、メヌエット。ハイドンにしては堂々とした重厚な響きのするメヌエットで、まるで、熊が楽しげに踊っているような光景を思わせるようです。

・第4楽章は、アレグロ。「生気をもって」という速度指示のとおり、生き生きと躍動感のある曲で、ときおり現れる重厚な響きとともに、最期まで楽しめます♪

2 演奏者ごとの聴き比べ〜ロールちゃんが選ぶベスト3〜

この曲は数あるハイドンの交響曲の中でも有名曲で、CDもたくさん出ています。
そんな数多あるCDの中から、ロールちゃんが自信をもっておススメするCDはこちらです♪

1位・ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 ベルリンフィル(ドイツ・グラモフォン)

フルトヴェングラーの指揮ぶりは、堂々とした曲調にピッタリとハマっている感じです。

V字・1位

2位・ブルーノ・ワルター指揮 コロンビア響(SONY)

「豪」のフルトヴェングラーの登場の次には「柔」のワルターに登場していただきましょう。ワルターの演奏は、とても暖かく気品に満ちたものであり、この演奏が、アメリカのハリウッドで演奏されているものだとは考えられないくらいです。ワルター最晩年の録音ですが、音質も比較的良好で、普段の鑑賞にも十分耐えられるものです♪

V字・2位

3位・レナード・バーンスタイン指揮 ウィーン・フィル(ドイツ・グラモフォン)

バーンスタインは、以外にもハイドンやモーツァルトのCDも出しているのですが、ここで聴かせてくれるハイドンは、リズムや歯切れがよく、とても健康的、という感じがします。

V字・3位

ぜひあなたも聴き比べてみてくださいね♩

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