【天才の発露】メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」を紹介します♪

「真夏の夜の夢』は、メンデルスゾーンが作曲した演奏会用序曲と劇付随音楽です。
この曲は戯曲のための付随音楽としてひとまとまりになっていますが,実は,かなり変わった経緯で作曲されています。17歳のメンデルスゾーンがシェイクスピアの「真夏の夜の夢」のドイツ語訳を読み,序曲を作曲したのですが、その17年後にロシア国王に命じられて書いたのが残りの12曲です。
驚くべきことは,17年のギャップが全く感じられないことです。序曲中に出てくるメロディを劇音楽の中にも巧く盛り込んでいますので,両者の間には全く違和感がありません。おとぎ話風の題材を扱っているだけあって,妖精的な雰囲気を音で再現した美しい作品となっています。
今回は、このうち、組曲として演奏されることの多い「序曲」「夜想曲」「スケルツォ」、そして「結婚行進曲」について紹介します。

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1 曲の構成

〇 序曲
わずか17歳のときの曲ですが、日本でいえば高校生の少年が書いたとは思えない、奇跡のような曲です。木管楽器群による「何かおこるぞ」という感じの微妙な和音に続き,弦楽器による繊細な動きによる第1主題が出てきます。これは妖精の戯れを表現しています。続いて,急にダイナミックに盛り上がって壮麗な雰囲気になります。第2主題は劇中に出てくる恋人たちの雰囲気を伝えます。甘く下降してくるような優しいメロディで、ロールちゃん大好きのものです。さらに第3主題的にチューバを含む金管楽器のリズムに乗って職人たちの踊る舞曲が出てきます。展開部は妖精たちの主題を中心に扱われます。再度,冒頭の管楽器の和音が出てきた後,再現部に入ります。最後に再度,冒頭の和音で出てきて,静かに消えるように終わります。

〇 スケルツォ
森の中の妖精のささやきを思わせるような軽妙な曲です。木管楽器が 主題を演奏した後,弦楽器が引き継きます。オーケストラのコンサートのアンコールなどでもよく演奏される曲です。
〇 夜想曲
第3幕の終わりで演奏されます。劇中に出てくる2組の恋人たちが森の中で眠る情景を描いています。ホルンの演奏するロマンティックなメロディが大きな聞き所です。中間部以降は弦楽器のしっとりとした響きが絡んできます。
〇 結婚行進曲
全曲中最もよく知られている曲です。ワーグナーの結婚行進曲と並んで,本当の結婚式でもよく使われています。この部分を聞いただけで,何かとてもおめでたくてゴージャスな気分に浸れる名曲中の名曲です。

2 おススメCD

・アンドレ・プレヴィン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(東芝EMI)
冒頭の序曲から、メンデルスゾーンのロマンティックな旋律とウィーンフィルのしっとりした響きが担当できます。ソプラノや合唱もとても新鮮な歌声を披露しています。曲想に応じて豊かな表情が醸し出されている、名演だと思います。

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