【美しい風景】メンデルスゾーン「フィンガルの洞窟」の感想を紹介します♪

この「フィンガルの洞窟」は、イングランドを訪れたメンデルスゾーンがスコットランドまで足を延ばした際、この地方のヘブリディーズ諸島にある有名な洞窟「フィンガルの洞窟」を見て霊感を得、1830年に作曲したものです。

現在では、オーケストラの標準的なレパートリーとして、盛んに演奏されています。

この作品は、演奏会用序曲と題されていますが、メンデルスゾーンは、単独で完結した作品として考えていたようです。

フィンガルの洞窟やその周辺の光景、その光景を見たときの気分などを描き出しており、いわば描写的な標題音楽の先駆けに位置付けることはできるかもしれません。

メンデルスゾーンを嫌っていたリヒャルト・ワーグナーも、この曲の魅力は認めており、「一流の風景画のような作品だ」と評価しているそうです。

演奏時間は10分に満たない曲ですが、大変魅力的な曲です。

楽器編成は、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペットを2人ずつと、弦楽器です。古典的な2管編成といえるでしょう。

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1 曲の構成

「フィンガルの洞窟」は、2つの主題で構成されています。冒頭の主題は、メンデルスゾーンが洞窟を訪れた後に書き付けた主題で、主にヴィオラ、チェロ、ファゴットによって呈示されます。

この情緒的な主題は、洞窟の力強さと心打つ美景を想起させつつ、侘しさや孤独感を表出することが意図されています。

一方の第2主題は、海の動きや「逆巻く波」が描写されています。標準的なソナタ形式で作曲されており、最後のコーダでは最初の主題が戻ってきて、この雄大な序曲は幕と閉じます。

冒頭の部分など、まるでSF映画の中で、荒涼とした光景を描いたシーンにでも出てきそうな場面があります。

実際に見てはいなくとも、「フィンガルの洞窟」という自然物がどのようなところなのか、想像できるような曲です。

コーダは大変盛り上がり、迫力があります。

2 おススメCD

・オットー・クレンペラー指揮 フィルハーモニア管(東芝EMI)

メンデルスゾーンフィンガルの洞窟

荒れ狂う波の荒々しさや荒涼感などこの曲の曲想を引き出すには、クレンペラーのようにじっくりと聴かせる演奏がベストではないでしょうか。

カップリングされた交響曲第3番「スコットランド」も名演と評判で、コストパフォーマンス的にも◎でしょう♪

なぜか、クレンペラーの演奏するメンデルスゾーンは、表面的な美しさよりもむしろ作品がその奥底に秘めた美しさを明らかにされたような演奏が多いです。

クレンペラーのしかめっ面と、柔和なメンデルスゾーンの顔・・・両極端の組み合わせですが、音楽上では最高のタッグです♪

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました♪
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