パリっ子に大ウケ!モーツァルト交響曲第31番「パリ」の華やかさ

モーツァルトが生きていた18世紀、オーケストラの楽器の多くは改善途中にありました。
例えば、当時のホルンは不完全なものでしたし現在のオーケストラではお馴染みのトロンボーンも交響曲に用いられるようになったのは、かの有名なベートーヴェンの「運命」交響曲が最初でした。
そして、クラリネットも、当時は最新の楽器であり、クラリネットが普及していない都市も多かったのです。

当時のモーツァルトはザルツブルクの大司教に仕える身でしたが、一方で、いわば就職活動のためヨーロッパの各地を旅することに多くの時間を費やしてきました。そんなモーツァルトがパリの演奏団体からの依頼を受けて作曲したのが、交響曲第31番「パリ」です。

当時のパリには、クラリネット奏者を含めた大規模な編成のオーケストラがあったため、当時普及し始めたばかりの楽器を用いての作曲にモーツァルト作曲意欲は高まったのでしょう。
曲は、パリの人々の趣味を踏まえて外面的な演奏効果の誇示、派手な対位法を駆使した非常に華やかなものとなっています。

なお、この曲を書くにあたり、モーツァルトは異例なほどに推敲を重ねらたそうです。

モーツァルトは、父レオポルト宛の手紙の中で「第1楽章の後半に、パリの人々を楽しませることを目的にしたフレーズを反復して挿入し、そのフレーズが大いに効果をだした」ことを伝えています。

初めから、ウケを狙って作っていたのですね( ´Д`)y━・~~。

曲は、クラリネットを含む完全な2管編成。
当時としては非常に大規模なものであり、初演の際は、さぞかし壮観な眺めであったことでしょう♡

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1 曲の構成

・第1楽章 アレグロ・アッサイ
冒頭、いきなりの全合奏で4つの主和音の強い連打がでたあとに上昇する音階に弱音が対比するという主題にはじまります。
この主題は、この楽章のいたるところで顔を出します。
とても華やかで、かつ派手(笑)な曲です。

華やかで、かつ派手といえば、ロールちゃんのことかしら♡って思っちゃうかもしれませんが、今は曲のお話ですからね♩ムフ♡

最後は、モーツァルトがパリっ子へのウケを狙って挿入したというフレーズも繰り返され、主題が堂々を奏でられて終わります。

・第2楽章 アンダンテ
穏やかな緩徐楽章。弦楽器を中心に流麗な旋律が切々と歌われていきます。

・第3楽章 アレグロ
曲の出だしは弱音で入るもののすぐにフォルテになるという、強弱の著しいことが特徴的です。反復部はなく、火のような勢いで進み、この華やかな曲は、その幕をおろします。

2 おススメCD

・カール・ベーム ベルリンフィル(ドイツ・グラモフォン)」

モーツァルト・パリ
この曲は、第1楽章の冒頭部分が大事であり、速度指示が「アレグロ・アッサイ(=非常に早く)」であるとはいえ、この部分を堂々とキメてもらえないと物足りません。
しかし、あまりゆっくりなテンポだと、間延びした印象になってしまうのも事実。
そんなロールちゃんが、「やっぱり、いいなあ♪」と思うのは、巨匠ベームがベルリンフィルを振ったこのCDです。
なお、同じベーム指揮でも、ウィーンフィルが演奏したCDと間違えのないようにしてくださいね!

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