【ホルンの傑作】モーツァルト「ホルン協奏曲第3番」を解説します

モーツァルトは、独奏ホルンと管弦楽のためにホルン協奏曲を複数残しています。
一般的には第1番から第4番までの4曲を作曲したとされますが、ほかにも未完成の断章がいくつかあります。

これら一連の曲は、モーツァルトの友人でホルンの名手であったロイトゲープことヨーゼフ・ライトゲープ)のために作曲されたと考えられています。

一般には「第1番」~「第4番」と番号付きで称されていて、過去の研究では番号順に作曲されたと考えられていました。
しかしながら近年の研究では第2番、第4番、第3番、第1番の順で作曲されたと考えられています。

これら4曲のホルン協奏曲のうちでも、この「第3番」は特に優れていものとされています。
とくに著しい特徴としては、オーボエの代りにクラリネットが用いられていることです。

また、第1楽章展開部の複雑な和音進行や、第3楽章ロンドの第3主題で第2楽章第1主題が引用されるなど、手の込んだ作曲技法が使われており、4曲のホルン協奏曲の中では楽曲として最も充実しているとも評されています。

そのため、この「第3番」を、モーツァルトの晩年の作と考える学者もいるほどです。

楽器編成は、管弦楽の編成は、クラリネット2本、ファゴット2本と弦楽合奏で、特にクラリネットの使用は、モーツァルトの作品群の中でも目を引くものです。

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1 曲の構成

・第1楽章 アレグロ

伸びやかな第1主題からはじまり、やがてオーケストラのトゥッティが現れ、華やかな雰囲気を高めていきます。
全体は典型的な協奏風ソナタ形式で作曲されています。

・第2楽章 ロマンツェ ラルゲット

きわめて美しい旋律による3部形式。4つのホルン協奏曲中、おそらく最も美しい緩徐楽章ではないでしょうか。
冒頭からホルンの奏するたおやかなしらべが楽章全体を支配する。

・第3楽章 アレグロ

他の3曲のホルン協奏曲のばあいとおなじく、ここでも快活な狩猟の気分にあふれたロンドがフィナーレをなしているが、これら4曲の類似した性格のフィナーレのうちでも、このフィナーレは洗練されたものであるといえるでしょう。

2 おススメCD

デニス・ブレイン(ホルン) ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 フィルハーモニア管弦楽団(東芝EMI)

モーツァルト ホルン 3番

昔から、モーツァルトのホルン協奏曲の名盤とされているCDです。ブレインのホルンは、安定感がありつつ、しなやかで、緩急自在にいきいきと軽やかに演奏されています。

また、カラヤンの指揮も絶妙な式で演奏を支えています。モーツァルトのホルン協奏曲を愛する人ならば、まずおさえておきたいCDだと思います♡

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