ジュノム嬢に捧げた野心作!モーツァルト「ピアノ協奏曲第9番」を紹介します

今回紹介するモーツァルトのピアノ協奏曲第9番「ジュノム」は、ザルツブルク時代にモーツァルトが作曲したピアノ協奏曲の中でも、「ジュノム」という別名の存在があること以上に、曲の大胆な構成から、最も充実した作品として知られており、演奏機会も多いものです。

この協奏曲は、フランスの女流ピアニスト、ジュノム嬢がザルツブルクを訪れた際にモーツァルトが彼女に献呈したと言われていましたが、具体的にそれがどこの誰なのか、長い間、判らなかったらしいです。

それが判明したのは何と2004年になってのことで、ジュノムというのはモーツァルトの友人でフランス人舞踏家ジャン・ジョルジュ・ノヴェルの娘のヴィクトワール・ジュナミのことだそうです。

そのような経緯は別としても、この曲は音楽的な内容も凄く大胆で新鮮です。

なお、カデンツァは第1楽章、第2楽章用にそれぞれ2種類書かれているほか、第3楽章用のカデンツァも2箇所あり、それぞれ3種類書かれています。

この曲のカデンツァが数多く残されている理由は、モーツァルト自身がこの曲をよく演奏していたためであると言われています。

その理由は、この曲を聴けばすぐわかることでしょう♪

楽器編成は、独奏ピアノに、オーボエ、ホルン、弦5部です。

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1 曲の構成

・第1楽章:アレグロ

オーケストラの第1主題に応えてピアノがいきなり登場する冒頭が、非常に印象的で型破りな手法です。続く部分も優美な趣を持つ楽章です。

・第2楽章:アンダーティーノ
ハ短調で、弦楽器が寂寥感に満ちた旋律を奏でます。続いてピアノが淡々とモノローグのように歌います。
これまでの作品にはなかった「深み」を感じさせるような曲です。

・第3楽章:ロンド・プレスト
若さが爆発するような情熱を感じます。冒頭の部分など、躍動感にあふれ、当時のモーツァルトの生き生きとした生命力がそのまま音楽に乗り移ったかのような音楽です。それでいて貴族に献呈した曲であるかのような気品の高さを失いません。

2 おススメCD

アルフレッド・ブレンデル(ピアノ) サー・チャールズ・マッケラス(指揮)スコットランド室内管弦楽団(PHILIPS)

モーツァルトピアノ9

ブレンデルは、モーツァルトのピアノ協奏曲を多数録音していますが、ここで聴かせてくれる演奏は、円熟期を迎えた彼の暖かい感情が引き出された彼ならではの魅力がつまったものです。

マッケラスの指揮もオーケストラの演奏もよくまた録音も◎で、これこそ隠れた名盤と言えると思います♪

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