終わりの始まり|モーツァルト交響曲第39番変ホ長調は思い出の曲

35歳で早逝したモーツァルトですが、亡くなる3年ほどまえの1788年にモーツァルトは3つの交響曲を作曲しました。

これが交響曲第39番、交響曲第40番、交響曲第41番「ジュピター」であり、いわゆる「3大交響曲」と呼ばれるものです。

この3曲はいずれも不朽の名作ですが、作曲当時、モーツァルトの人気は凋落傾向にあり経済的にも困窮の状態に近づきつつありました。

わずか歳前半で「晩年」ということには違和感がありますが、モーツァルトの人生を振り返ってみた場合、この時期をモーツァルトの最後の時代と考えるならば、この交響曲第39番は、いわば「終わりの始まり」を告げる曲であると考えることもできると、ロールちゃんは思います。

そんな交響曲第39番変ホ長調ですが、実際に聴くと、そのような困窮状態にあったことをうかがわせるところはなく、素朴な美しい旋律や歓喜に満ちた祝祭的な響きにあふれた曲です。

なお、「三大交響曲」の中では一番知名度が低いと思われますが、ロールちゃんにとってこの曲は、モーツァルトの交響曲好きとなるきっかけになった思い出の曲であり、今でも一番のお気に入りです。

歓喜が爆発するような第1楽章、歌謡的な旋律が美しい第2楽章、クラリネットの活躍する第3楽章と、そして、楽器が無窮動に跳ね回り、あっさりと意外な感じで終わるコーダをもつ第4楽章は、どれをとっても魅力的です♡

楽器編成は、オーボエの代わりにクラリネットが追加されています。
このクラリネットは、第3楽章で活躍しますよ♪

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1 曲の構成

・第1楽章 アダージョ-アレグロ

前作(交響曲第38番「プラハ」)に引き続き、序奏からの幕開けです。
序奏は、お祭りのときのファンファーレのように始まります。アレグロの主部に入ると、歌謡風な第1主題が始まり、やがて歓喜が爆発したような全合奏が入ります。静かな弦楽器の響きと壮麗な響きが交互に繰り返され、とてもメリハリのある曲だと思います。

・第2楽章 アンダンテ・コン・モート

「気楽にのんびりと」という指示のとおり、穏やかな第1主題と激しい第2主題と木管楽器による第3主題により曲は展開し、最期は情感を込めて終わります。

・第3楽章 アレグレット

アレグレットという速度指示のついた、とても威勢のいい(笑)メヌエットです。中間部では、クラリネットが、歌謡風の旋律を歌います。

・第4楽章 アレグロ

フィナーレは、第1主題が16分音符という細かく早いメロディーが上下を繰り替えし、無窮動的な動きを見せつつ盛り上がります。楽しいフルートとファゴットとの掛け合いもあり、あっさりとしたコーダでこの曲の幕を閉じます。

2 おススメCD

・ラファエル・クーベリック指揮 バイエルン放送響(CBSソニー)

モーツァルト・39番

クーベリックの演奏は、少しゆっくりめのテンポに、過剰な演出をせず、ただひたすら真摯にこの曲の持つ本来の魅力を引き出していると思います。

第1楽章の壮麗な響き、第2楽章の情感こめたメロディーなどは、聴いていて本当に素晴らしいと思います。バイエルン放送響の音も、やさしい響きで◎です。

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