【甘美な名曲】ラフマニノフ交響曲第2番第3楽章にどっぷり漬かってください♡

セルゲイ・ラフマニノフは1873年に生まれたロシアの作曲家でありかつピアニストです。
1901年に完成した「ピアノ協奏曲第2番」は大きな成功を収め、私生活でも1902年に結婚するなど、交響曲第2番はラフマニノフが公私ともに充実した日々を過ごしていた時期に作られました。

この交響曲第2番は、ラフマニノフの3つある交響曲のうち、事実上の代表作と見なされています。1907年に完成し、翌年の1月に初演を迎えました。この初演奏は世間の関心を集め、2月には再演奏がされるほどでした。

ラフマニノフが作ったこの交響曲第2番ほど、「甘美」という言葉が似合う曲はないでしょう。
特に、第3楽章は、その甘美さで有名であり、この1曲だけでもラフマニノフの名は後世に残るものになっていたと思います。

スポンサーリンク

 1 曲の構成

・第1楽章 ラルゴ-アレグロ・モデラート

ラフマニノフ2-3

冒頭、低弦がうなる序奏の部分から、この交響曲のただならぬ雰囲気を感じることができます。

その後に続くヴァイオリンは、旋律も素朴で美しいのですが、弦と弦が重なり合う部分は、いつ聴いてもロールちゃんにとっては鳥肌ものです。
ちなみに、冒頭、低弦がうなるこのわずか7楽章の部分が、後にたくさんの旋律にでてきます。

アレグロ・モデラートの主部では、まずヴァイオリンが第1主題を提示した後、幾分テンポを速め、更に発展していきます。

一旦、静まると続いて、木管と弦が抒情的な第2主題を柔らかく歌います。
やがて曲は盛り上がった後、曲は静まり木管の導入が吹き始めると展開部へ入ります。

やがて、序奏での木管とホルンによる動機が変形されて演奏されますが、暗い雰囲気を持ったまま、曲は悲しげに閉じられます。

・第2楽章 アレグロ・モルト

激しくかつ威勢のいいスケルツォです。
緊迫したリズミックな主題と、情感豊かな別の旋律が対比的な関係となっています。
スケルツォに現れる自然の様々な情景を感じさせます。

特に、中間部の旋律は、他の作曲家であれば緩徐楽章に用いただろうと思わせるような優美なものです。

・第3楽章 アダージョ

三部形式をとった緩徐楽章で、ラフマニノフの抒情歌の中でも素晴らしい作品の一つです。最初の繰り返される旋律はけだるさが漂い、牧歌的な伴奏が繰り返されます。

頂点で最初の旋律が現れ、それまでに比べ躍動的な中間部に移ります。クライマックスの高まりが低下し中間部の細かい動きが回想されながら、響きは静まっていきます。

・第4楽章 アレグロ・モルト

緊迫した雰囲気で駆け抜ける旋律で、とりわけうきうきした気分を持っているので、一聴すると、ラフマニノフらしく聴こえませんが、素晴らしい曲であることには間違いないと思います。

2 おススメCD

アンドレ・プレヴィン指揮 ロンドン交響楽団(東芝EMI)

プレヴィンは、「冗長である」「締まりがない」などと非難され、カット版で演奏されることが日常となっていたこの曲を、完全全曲盤で演奏することで、この名作の本質的な美しさに気付かせてくれた人です。

このCDに収められた演奏を聴くと、この曲に対するプレヴィンの愛情が音になって、心が揺さぶるような思いがします。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました♪
記事更新の励みになりますのでよろしければポチッとお願いします♡

↓↓↓

にほんブログ村 クラシックブログへ
スポンサーリンク

シェアする

フォローする