【バレエでお馴染み】ラヴェル「ボレロ」の魅力と名盤を紹介します

ラヴェルの「ボレロ」。クラシック音楽に馴染みの薄い方も、名前ならどこかで聴いたことがあるという人もいるのではないでしょうか。

ましてや、実際の曲を聴いてたことのある人みれば、その数はもっと増えるに違いありません。それくらいのインパクトのある曲です。

1 作曲の経緯

「ボレロ」は、フランスの作曲家モーリス・ラヴェルが1928年に作曲したバレエ音楽です。同一のリズムを保ったまま、2種類のメロディーが繰り返されるという特徴的な曲で、バレエの世界に留まらず広く愛される音楽の一つといえます。

この曲は、元々はダンサーのバレエ曲として制作されました。
女性舞踏家イダ・ルビンシュテインの依頼で作曲し,その後,多くの多くの振付家によっても振り付けがされています。

中でもいちばん有名なものはモーリス・ベジャールによるものです。

2 あらすじ

「セビリアのとある酒場。一人の踊り子が、舞台で足慣らしをしている。やがて興が乗ってきて、振りが大きくなってくる。最初はそっぽを向いていた客たちも、次第に踊りに目を向け、最後には一緒に踊り出す。」というものです。

3 この曲がもつ斬新性

これまで、西洋音楽は、様々なメロディーや音色の異なる楽器、そして音の強弱を組み合わせ、展開させ、統合していく、という、その根本である「主題の展開」を行ってきました。ソナタ形式、というものがその最たるものでしょう。

しかし、この曲がもつ「リズムは一定,音量は漸増(クレッシェンド),音色は多彩に変化させる」というコンセプトは、これまでになかった斬新なアイデアでした。まるで、原始的な音楽に先祖帰りしたような、音楽の根源的迫力を感じさせてくれる曲です。

4 曲の構成

スペインの民族舞踏「ボレロ」の基本リズムが小太鼓によって最初から最後まで繰り返されます。

この「タンタタタ,タンタタタ,タンタン|タンタタタ,タンタタタ,タタタタタタ」という2小節からなる3拍子の基本リズムは169回も繰り返されます。

ただし,曲の最後の2小節だけはこのリズムが崩れます。

このリズムの上に,16小節ずつがペアとなったハ長調の主題が演奏されます。
この主題は,シンプルさと同時にエキゾティックな気分を感じさせてくれます。
この主題が「オーケストラの楽器のデモンストレーション」のようにソロ楽器を次々と変えて繰り返し演奏されます。

一番最初、フルートで演奏された後,クラリネット,ファゴット…と木管楽器を主体に主題が受け渡されていきます。その後,オーボエ・ダモーレ,サクソフォーンなど古い楽器やら新しい楽器やらいろいろな楽器が入ってきます。

途中まで,弦楽器はピツィカートだけで参加していますが,終盤になると弦楽合奏が”待ってました”という感じでゴージャスに加わってきます。その後,全楽器による演奏となって堂々と進んで行きます。

終結部では半音階的に下降する音型と各種打楽器の荒々しい音とが絡み合い、いままで積み上げてきたものが一気に崩れ落ちるかように全曲が終わります。

ちなみに、このラヴェルの「ボレロ」は、フィギュアスケートでも、頻繁に取り上げられる曲です。

以前は、安藤美姫選手や村主章枝選手も使ったことがあるようですよ♡

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◯おススメCD

・アンドレ・クリュイタンス指揮 パリ音楽院管弦楽団(東芝EMI)

ラヴェル ボレロ

クリュイタンスのこの演奏は、洗練の美しさ、高雅な気品、豊かさと繊細さを兼ね備えた音色など、どれをとっても文句なしの名盤だと思います♡

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