運動会といえばこれ!ロッシーニ「ウィリアムテル」序曲を解説します♪

「ウィリアム・テル」は、イタリアの作曲家であるジョアキーノ・ロッシーニ作曲による4幕構成のオペラです。

初演は1829年で、このオペラを作曲したのを最後に、ロッシーニは30年以上にわたる引退生活に入ってしまいます。序曲は特にフィナーレが有名で、コンサートやレコーディングの際の演奏曲目としてよく取り上げられています。

とりわけ、第4部の「スイス軍隊の行進(終曲)」は、小学校の運動会でもよく流される曲であり、ロールちゃんも、音楽鑑賞の時間にこの曲を聴いて、ビックリした記憶があります♪

ロッシーニは、20年にも満たない期間に40近くものオペラを書き、この「ウィリアム・テル」を最後にさっさと引退し、美食家として余生を過ごした、という生き方をした人物です。

こう聴くと、いかにも、オペラを「書き散らした」という感じで作曲したようにも見受けられますが、この「ウィリアム・テル」序曲を聴くと、作曲家としての腕は確かだったということがよくわかります。

第4部ばかりが有名な序曲ですが、第1部から第3部までも、描写力に優れた傑作であり、もっと取り上げられてよいと思います。

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1  序曲の構成

ロッシーニは、オペラの序曲についてはこれまでに作曲した他の作品から転用したりすることが多い作曲家でした。

しかしこの曲は、新しく作っただけではなく、ソナタ形式を使わずに四つの部分が続けて演奏されるという独創的な構成をとっており、力作といえる作品です。

・第1部「夜明け」

ホ短調。チェロ、コントラバス、ティンパニだけで演奏される序奏です。チェロには五人の独奏が指定されています。

・第2部「嵐」

ホ短調。ここからトゥッティ(全合奏)となり、強風から暴風雨に至る様子が描写される。嵐の様子を描いた音楽としては有数のものであり、ロールちゃんとしては「パパパパパパパ…」と上昇していく金管楽器の咆哮がとても印象的です。

・第3部「静寂(牧歌)」

ト長調。嵐の後の静けさのなかからコーラングレとフルートによる牧童の笛が聞こえてくる。

・第4部「スイス軍隊の行進(終曲)」(スイス独立軍の行進、スイス軍の行進、スイス軍の行軍とも)

ホ長調。トランペット、ホルン、ティンパニによるファンファーレに導かれてギャロップ調の行進曲が始まります。

曲は繰り返しを経て次第に高揚し、盛大なクライマックスで締めくくられます。

2 おススメCD

クラウディオ・アバド指揮 ロンドン交響楽団(RCA)

ウィリアムテル ロッシーニ

「ロッシーニといえばアバド!」というくらい、ロッシーニを得意としていたアバドの演奏です。アバドは、ドイツグラモフォンからもCDを出していますが、「ウィリアム・テル」序曲はなぜかこのCDにしか収録されていません。

しかし、このCDで聴かせるアバドの演奏は生き生きと生気に満ちており、前半の優美な部分ともメリハリがついて、安心して聴くことができる名演だと思います。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました♪
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