知られざる佳曲|シューベルト交響曲第5番変ロ長調を知ってほしい!

今回から、シューベルトの交響曲を取り上げたいと思います。

第1回目は、交響曲第5番変ロ長調。

シューベルト19歳のときの曲で、知人の私的オーケストラでの演奏のために作曲されたと思われますがいつ頃初演されたのかについては全くわかっていないそうです。

ところで、この曲の持つ魅力といったら、一体どうしたことでしょうか。

見た目は、ハイドンやモーツァルトなど古典派と同じでありつつも、そこで奏でられる音色とメロディーは、まさにシューベルトにしか出せないものだと思います。

言葉で言ってもこの魅力を伝えることが難しい・・・。

とにかく一度、聴いてみてください♪

なお、楽器編成は、フルート、ファゴット、ホルンに弦楽器という極めてシンプルなもの。
オーケストラの編成が小規模だったことによるのでしょうか。

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1 曲の構成

・第1楽章 アレグロ

序奏の冒頭から、シューベルトでしかだせない音が現れます。どこまでも、本当にどこまでも優しい音色・・・。
続く第1主題のメロディーは、軽快ながら、ハイドンやモーツァルトのような、「壮麗」とか「堂々」といった響きとは違い、ちょっと「おっとり」した雰囲気が漂う、まるでオーストリアの田舎町にいるような、、そんな風情を思わせるようなメロディーです。

第2主題も、たおやかで優美なもの。この2つの主題が展開部でからみあいながら、さりげない感じでこの楽章は終わります。

・第2楽章 アンダンテ・コン・モート

これまた優美な緩徐楽章です。穏やかな第1主題が出て時折、メロディーに影が差しますが、それもつかの間のこと。すぐに元の優美な姿を取り戻します。

第2主題は、第1主題と異なり、どことなく神秘的な音色をもったもの。
途中、短調に転調します。
また第1主題に戻るものの、冒頭の第1主題とは少し違うかたちで現れ、最後はコーダがついて終わります。

・第3楽章 メヌエット

一聴して、モーツァルトの交響曲第40番の第3楽章を思わせる曲です。出だしの音や、メロディー全体の音色やテンポなど、モーツァルトの有名作の雰囲気にとてもよく似ています。

・第4楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ

ハイドン風のフィナーレ。
小刻みに弦を刻む第1主題は、やがて音の奔流となり盛り上がりをみせていきます。

途中、短調に転調するのもつかの間であまり深刻にならず、最後はあっさりとした感じで終わります。

と、こんなふうに文章に書いていますが、ロールちゃんの拙い文章力では、この楽章の魅力を伝えることは到底不可能ですね・・・(>人<;)

2 おススメCD

・カール・ベーム指揮 ベルリンフィル(ドイツ・グラモフォン)

シューベルト・交響曲第5番

ベームの指揮は、奇をてらったところはなく、まさに正攻法でこの佳曲に真正面から取り組んでいるところが魅力です。

少しゆっくりめのテンポですが、この曲が持つ、憧れと優しさといった要素を十二分に引き出した名演だと思います。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました♪
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