冗長か天国的な長さか?シューベルト交響曲「グレート」の評価

シューベルトの交響曲第9番。

俗に「グレート」という別名がつけられている曲です。この別名は、同じハ長調である交響曲第6番と比べて規模が大きいという意味合いを込めてつけられたものですが、60分近くもかかるこの曲の別名としてふさわしいとされています。

曲は「歌曲王」シューベルトらしく、曲全体がシューベルト特有の「歌」の精神にあふれ、ロベルト・シューマンは「すばらしい長さ (天国的な長さ)」と賞賛しました。

シューベルト独自のロマン性が加えて曲であり、後のブルックナー、マーラーなどの交響曲につながっているそうです。

しかしこの曲、ロールちゃんはどうしても苦手だったんですよね〜

というのは、ずっと前、カール・ベーム指揮ドレスデン・シュターツカペレ演奏のCD(ドイツ・グラモフォン)のCDを購入したのですが、あまりにも長い演奏で途中で眠く嫌になってしまい2、3度聴いただけで終わってしまったという過去があるのです(-_-;)

そんなわけで、避けてきたのですが、今回ブログを書くためにも改めて聴いてみました。

聴いたのは、ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮 ウィーンフィルの動画です(YouTube)。

そうしたところ、サヴァリッシュの指揮はベームのそれと比べテンポが早く、とても良い曲ではないですか!

以前聴いたベームの演奏は、テンポが遅く、間延びしているような感じで、途中で眠くなってしまっていました。。。

ロールちゃん自身が、いろんな曲を聴くなかで「グレート」を楽しむ「素地」みたいなものができてきたのかもしれませんが・・・

これを機に、色々なCDを聴いてみようと思いました。

なお、楽器編成は、2管編成にトロンボーンが加わったもの。

当時としては大きな編成です。

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1 曲の構成

・第1楽章 アダージョ-アレグロ・マ・ノン・トロッポ

冒頭、ホルンが序奏のメロディーを歌い出します。朗々と響くその音色は、ホルンという楽器の魅力に気づかせてくれます。

この出だしの部分は、シューマンの交響曲第1番「春」やブラームスのピアノ協奏曲第2番のモデルになっているのだそうです。

このメロディーは別の楽器に引き継がれた後、曲は盛り上がりを見せ、そのまま主部のアレグロ部分に入っていきます。

主部は、飛び跳ねるようなメロディーの第1主題から始まり、転調を繰り返しながら、時に穏やかに、時にキビキビと快活な曲想となり、最後は、序奏のメロディーが全合奏で締めくくられます。

・第2楽章 アンダンテ・コン・モート

リズムを刻む弦楽器の伴奏を従えながらオーボエが寂しそうな第1主題を奏でます。曲は、盛り上がりを見せつつ、シューベルトらしい「歌」の世界が広がっていきます。

・第3楽章 スケルツォ アレグロ・ヴィヴァーチェ

スケルツォの楽章です。たたみかけるようなリズミックな第1主題から面白さ満載です。
どことなくワルツっぽいリズムで曲は進みます。

・第4楽章 フィナーレ アレグロ・ヴィヴァーチェ

いきなり金管楽器による元気なファンファーレから始まり、長いクレッシェンドも用いられ、曲に高揚感を与えます。

第2主題もコミカルでかつ快活なもの。
終始、たたみかけるようなリズムの中、曲の最後は一旦静かになり「タメ」が作られ華やかにこの曲は幕をおろします。

2 おススメCD

・カルロ・マリア・ジュリーニ指揮 シカゴ交響楽団(ドイツ・グラモフォン)

シューベルト,グレイト

これまで述べたとおり、まだロールちゃんが聴いたCDの中では、「コレ!」」というCDがないのが正直なところ。

そこで、一般に名盤といわれているCDをさがしてみたところ、ジュリーニ指揮 シカゴ交響楽団によるものが良いようでした。

メロディーを歌わせるのが得意のジュリーニの演奏は「グレイト」の魅力を十二分に引き出していると思います。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました♪
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