シベリウスの人気作!「のだめ」にも出てきた交響曲第2番の魅力を解説します♪

フィンランドの作曲家、ヤン・シベリウスの作品の中で、最もポピュラーな曲と言えるのが、この「交響曲第2番」です。

人気の理由は、終楽章のコーダで壮大なクライマックスを迎えるという構成が、ベートーヴェンちっくでわかりやすいからだと思われます。

一般的には、作曲当時(1901年)、ロシアの専制支配下にあったフィンランドにおける愛国的心情、ナショナリズムの勝利を謳歌した曲であるという、標題的な解釈が行われているようです。
しかし、シベリウスは、この曲には、そんな愛国的心情やらナショナリズムうんぬんといった要素はないと言っています。

また、わかりやすい構成をしている曲だからこそ、マニアなシベリウスファンの方々からは、高い知名度に逆らうように(?)低くみられる傾向のあるように思われる曲です。

解釈をめぐる議論はここでは置くとして、シベリウスらしい寂寥感と北欧の厳しい自然、そして壮大なクライマックスが楽しめる名曲ではあると思います。

ちなみに、この曲を「シベリウスの田園交響曲」という人もいますが、田園というと、どうしてもベートーヴェンの「田園」交響曲をイメージしてしまうロールちゃんとしては、違和感たっぷりな別名ですが…

ところで、「のだめカンタービレにもこの曲は登場していましたね。
パリの聴衆をも感動させる力が、この曲にはあるのです。

楽器編成
フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、テューバ、ティンパニ、弦楽五部

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1 曲の構成

・第1楽章:アレグレット
さざ波のような音旋律が弦楽合奏で演奏されて曲は始まります。
これは繰り返し出てくるモティーフです。明るい第1主題が出てきます。
曲は展開部に入ると、木管楽器を中心に第2主題が扱われ,曲は高揚していきます。
楽章の最後は,冒頭の動機が遠ざかって行くように静かになり、穏やかな和音で終わります。

・第2楽章アンダンテ・マ・ルバート
ティンパニの弱音の連打に続いて、ファゴットが憂いをたたえた第1主題を提示します。
曲は次第に高揚し、クライマックスを作ります。
その後、静かな気分に変わり、優美で甘い第2主題が出てきます。
金管楽器の荒々しいモチーフが出てきた後,幻想的な気分になります。金管楽器が峻厳な響きで参加した後,ピツィカートで楽章が結ばれます。

・第3楽章:ヴィヴァーチッシモ~レント・エ・スアーヴェ
荒々しいリズムによるスケルツォ楽章です。
中間部では、オーボエがしみじみとした牧歌を他の管楽器が歌い継いでいきます。再度,慌しいスケルツォが戻って来た後、中間部が再現しますが、今度はそれが弦楽器に引き継がれ、じわじわと盛り上がって行き、休みなく最終楽章へ流れ込んでいきます。

・第4楽章:フィナーレ(アレグロ・モデラート)
第3楽章から切れ目ない音楽の感動の頂点で,第4楽章が始まります。
輝かしい第1主題を中心に展開します。やがて、北国の冬空のような雰囲気の暗い第2主題が出てきます。
ロールちゃんの大好きなメロディです♡
次第に曲はスケール感を増し、金管のファンファーレが出てきてクライマックスを築いた後、一旦落ち着いた感じになりますが,ここから再度じわりじわりと盛り上がっていきます。
最後は金管のファンファーレが感動的に出て、壮麗に曲は閉じます。

2 おススメCD

パーヴォ・ベルグルンド指揮 ヘルシンキフィル(東芝EMI)

シベリウス nodame

シベリウスの交響曲は、フィンランドの指揮者、ベルグルンドの演奏に限ります♡
シベリウスの世界を表現するため、オーケストラを小規模に限定したベルグルンドの演奏は、味わいのある旋律の使い方、金管楽器の響きなど、これこそが本場の北欧の音楽だと、唸ってしまうようなものです。

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