花のワルツで有名!チャイコフスキー「くるみ割り人形」はこんな曲です

バレエ「くるみ割り人形」は、チャイコフスキーの作曲したバレエ音楽およびバレエ作品です。チャイコフスキーの三大バレエの一つであり、初演から100年以上を経て数多くの改訂版が作られています。

ちなみにくるみ割り人形とは、人形の形をした胡桃を割る道具のことです。

初演は1892年でしたが、観客の反応はまずまずであったものの、主題が弱いと考えられたことなどから大成功とまでは言えず、ポピュラーな作品となるまでにはやや時間を要したといいます。

バレエ組曲「くるみ割り人形」は、チャイコフスキーがバレエ音楽から編んだ組曲です。
「くるみ割り人形」作曲中のチャイコフスキーはこの頃、自作を指揮する演奏会を企画していたが、あいにく手元に新作がなく、また作曲する暇もなかったため、急遽作曲中の「くるみ割り人形」から8曲を抜き出して演奏会用組曲としました。

組曲版の演奏時間は約23分。作曲家自身のセレクトということもあり、「白鳥の湖」「眠れる森の美女」の組曲異なって、この構成は大抵の演奏において不変です。

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1 曲の構成

・第1曲 小序曲 アレグロ・ジョスト

この小序曲のみ、低弦楽器、つまりチェロとコントラバスが除かれています。このバレエ全体のかわいらしい曲想を感じさせるような、魅力的な曲です。

まず、おとぎ話のような主題がヴァイオリンにより提示されますが、これらはクラリネット、フルートなどに引き継がれ、次第に大編成化する。

すると一転してオーボエによる叫びがあり、メロディックで優雅な第2主題が提示され、この後、第1主題・第2主題はそのまま反復されます。

・第2曲 行進曲 アレグロ

ロンド形式の行進曲です。管楽器による特徴的なリズムです。最後は、盛り上がって終わります。

・第3曲 金平糖の精の踊り アンダンテ ノン トロッポ

当時発明されたばかりのチェレスタを起用した最初の作品として広く知られています。当初、このパートは天使の声と喩えられた珍しい楽器アルモニカ(または別種の「ガラス製木琴」)のために書かれており、後に旅行先でチェレスタと出会ってから楽器指定を変えたことが明らかになっています。

なお、チャイコフスキーは初演まで、チェレスタを使用することを公言しなかったそうです。チャイコフスキーはパリから楽器を取り寄せる際、モスクワの業者に送った手紙の中に「他の作曲家、特にリムスキー・コルサコフとグラズノフに知られないように」と言う趣旨のことを書いていますから、先に使われるのを防ぐ目的があったようですね。

かわいらしく、かつ神秘的な、おとぎの国にあっという間にひきよせられるようです。

・第4曲 ロシアの踊り

複合三部形式の曲です。切れ味鋭い、アップテンポで、タンバリンも登場しとても楽しい曲です。

・第5曲 アラビアの踊り アレグレット

変奏曲形式です。一気に、気分はアラビアに一変します。なお、この曲のベースになった曲はグルジア民謡の子守唄です。

・第6曲中国の踊り アレグロ・モデラート

小三部形式による構成です。ピチカートと管楽器がとても有効に活用されています。夢の国にきたようです。

・第7曲 葦笛の踊り モデラートアッサイ

小ロンド形式です。フルートとピチカートが大活躍します。

・第8曲 花のワルツ テンポディワルツ

クラシック音楽の全体の中でも非常にポピュラーなもので、単独で演奏されることも多い曲です。序奏にはハープが効果的に用いられます。ハープのカデンツァののちに、ホルンにより主題が提示されます。

続くワルツは弦による有名な旋律です。さらにウィーン風の旋律がフルートに、情熱的な旋律がヴィオラ・チェロに提示されます。前者2つは結尾部でまとめられ、大交響楽的なクライマックスを迎えます。

2 おススメCD

アンドレ・プレヴィン指揮 ロイヤルフィル(東芝EMI)

チャイコフスキーくるみ割り

このCDは、古今ある「くるみ割り人形」の全曲盤のなかでも、特に高い評価を受けている有名なもので、プレヴィンにとっても代表的な名盤のひとつです。柔らかくふくよかに繰り広げられる音楽は、理屈抜きに、誰の心をもひきつける魅力があると思います♡

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