【運命のテーマ】チャイコフスキー交響曲第4番の魅力を語ります♡

チャイコフスキーは、その生涯で6つの交響曲を遺しました。

このうち、第4番、5番、6番は、チャイコフスキーの三大交響曲として、いずれも傑作として知られ、演奏回数も多いことで知られています。

チャイコフスキーには、重要なパトロンであった富豪の未亡人,メック夫人という存在がありました。
しかし、チャイコフスキーが交響曲第4番を作成したこの時期に前後して、チャイコフスキーが気の進まぬ結婚に駆り立てられ、その結婚はわずか数日で破綻していたという事実が彼の悩みの奥底には潜んでいたのかもしれませんね。

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1 曲の構成

・第1楽章 アンダンテ・ソステヌート-モデラート・コン・アニマ-モデラート・アッサイ・クワジ・アンダンテ-アンダンテ・クワジ・アンダンテ-アレグロ・ヴィヴォ

チャイコフスキーによると、第1楽章は「暗い現実と淡い夢との交錯である人生」を表しているそうです。
冒頭、いきなり、「運命の動機」と呼ばれる、金管楽器による暗く激しい序奏で始まります。
このフレーズは、この曲のいたるところで現れます。

やがて、弦楽器の物憂げなメロディーやクラリネットによる、暖かみのある明るい旋律も現れますがすぐに消えていきます。チャイコフスキーの言葉によれば、この交響曲全体の精髄がこの運命の動機であり、幸福を妨げ、絶えず魂に毒を注ぎ込むこの運命の力は、圧倒的で不敗のものだとされています。このことをはっきりと表す第1楽章の最後は、悲劇的かつ断定的に終わります。

・第2楽章 アンダンティーノ・イン・モード・ディ・カンツォーナ

この楽章についてチャイコフスキーは、「これは悲哀の音楽です。仕事に疲れた果てた人々が真夜中に、放心したような心持ちで座っている時のような憂鬱な感情です。
手にした本も滑り落ち、過去の思い出が次々と湧いてきます。過ぎし日を懐かしむことは楽しいことですが、こんなに多くのことが過ぎ去ってしまったのは 何と悲しいことでしょう。それは決して戻って来ないからです、と述べています。

・第3楽章 スケルツォ:ピツィカート・オスティナート・アレグロ-メノ・モッソ

チャイコフスキーの書簡によると、酒を飲んで酩酊したときのようなとりとめの無い感情を表しているそうです。
冒頭から、弦楽器のピチカートが細かく刻む旋律が現れます。次に、木管楽器による民謡風の旋律と、楽隊の奏でる金管楽器の旋律が演奏されます。
最後に、 それぞれの旋律を繋ぎ合わせて、幻想的な雰囲気でこの楽章は終わります。

・第4楽章 フィナーレ:アレグロ・コン・フォーコ 

この楽章は、「生きる希望」を表現しています。曲は、全合奏による強烈な第1主題から始まります。次に、ロシア民謡をもとにした素朴な旋律が現れますが、もう一度第1主題が現れた後に、熱狂的な第3楽章が現れます。突然、なんと第1楽章の「運命の動機」が現れますが、最後は熱狂的に盛り上がってこの曲を閉じます。

しかし、ロールちゃん的には、この曲の最後の盛り上がりは、どうしても「カラ騒ぎ」にしか聞こえないのですよ・・・。

チャイコフスキーにとっての「真」の解決ではないと感じます。
では、チャイコフスキーにとっての「解決」はいつ訪れるのでしょうか。

それは、以後の曲のなかで明らかにされるのでしょう・・・。

2 おススメCD

・エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮 レニングラードフィル(ドイツグラモフォン)

チャイコフスキー交響曲4運命

ムラヴィンスキーは旧ソ連の指揮者ですが、チャイコフスキーの演奏に定評がありました。

切れ味鋭い金管と弦楽器群、趣のある音色の木管群は、このCDでしか味わえないほどです♡

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