最期は大団円!チャイコフスキー交響曲第5番ホ短調はこんな曲です

チャイコフスキーの交響曲第5番は、第4番と同様、「運命」を感じさせる要素があります。
しかし、第4番ほどは激しくなく、むしろ、旋律自体の美しさが際立っており、そのことが、運命との対決性のようなものを弱めているような気がロールちゃんにはするのです。

なぜなら、甘美な旋律が描き出す「憧れ」や「夢」といった概念は時代を超えて私たちの心に存在しており、だからこそ、現代を生きる私たちはそういったものをより敏感に感じ深く共感するのではないでしょうか。

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1 曲の構成

・第1楽章 アダージョ-アレグロ・コン・アニマ

冒頭のクラリネットの奏でる主題は俗に「運命の主題」と呼ばれていて、全ての楽章に顔を覗かせます。「運命の動機」から重苦しい第1主題へと音楽は続き、やがて、束の間の安らぎのような第2主題が登場します。そして、ソナタ形式の展開部、再現部を経て、コーダでは第1主題が少しずつ弱くなり、この楽章は静かに終わります。

・第2楽章 アンダンテ・カンタービレ

チャイコフスキーの数ある旋律の中でもとびきり美しい旋律をもった楽章です。冒頭、ホルンで美しい第1主題が現れます。
しかし、不安をかき立てるような第3の動機が現れ、それは「運命の動機」に発展していきます。

やがて、美しい旋律が再び現れますが、警告的に再び現れる「運命の動機」に遮られてしまいます。そして、3回目のメロディはやがて静かに幕を閉じるのです。

・第3楽章 ワルツ:アレグロ・モデラート

交響曲としては珍しいワルツです。

しかし、このワルツは一見華やかに盛り上がるが、どこか寂しげな雰囲気も漂わせています。
この楽章は、チャイコフスキーの交響曲の聴きはじめた頃に特に気に入った楽章であり、現在でも聴くと、背中に寒気がするほどです。

・第4楽章 フィナーレ:アンダンテ・マエストーソ-アレグロ・ヴィヴァーチェ

冒頭から、勝利の凱歌となった「運命の動機」に始まります。
だが、どこか陽気にはなりきれない雰囲気を漂わせます。
コーダでは、「運命の動機」を高らかに歌い上げ、この曲は締めくくられます。

2 おススメCD

・ヴァレリー・ゲルギエフ指揮 ウィーンフィル(ロンドン デッカ)

チャイコ5

チャイコフスキーの交響曲第5番はゲルギエフの得意曲です。ムラヴィンスキー並に表現力満点、振幅の大きいドラマティックな演奏ですが、決して作為的な雰囲気などを感じさせないところが凄いところです。

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