【多彩な音楽】チャイコフスキー「眠れる森の美女」魅力を解説します♡

チャイコフスキーの作った「3大バレエ」の中で2番目に作曲されたのが、この「眠れる森の美女」です。

「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」に比べると、やや上演回数は少ないようですが、絢爛豪華な雰囲気は有数のものがあります。その気分を盛り上げているのがチャイコフスキーの音楽です。

扱っている題材は、「魔法使いの手によっていばらの城の中で100年間眠ることになったお姫様が、100年後に王子の愛の力で蘇り,王子と結婚する」というファンタジー的な内容です。

100年の時を一気に越える内容は、3時間という上演時間によってそれに相応しい時間感覚を持ち、舞台全体にも厚みとスケール感が漂います。その分、本当に豪華に上演しようとすると非常にコストが掛かる作品です。このバレエを上演できるということは大バレエ団の証明とも言われています。クラシック・バレエの総決算ともいえる作品です。

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1 曲の構成

このバレエ音楽は,演奏会用組曲(作品66a)としてコンサートで演奏されることもあります。その場合,作曲者自身が選んだ次の5曲が演奏されるのが普通です。

・①序奏とリラの精
・②パ・ダクシオン~バラのアダージョ(第1幕)
・③長靴をはいた猫(第3幕)
・④パノラマ(第2幕)
・⑤ワルツ(第1幕)

・第1曲目 序奏とリラの精

冒頭は邪悪な妖精カラボスを表しています。
その後、美しいリラの精の主題をイングリッシュホルンが奏でます。
カラボスの方は激しい音楽ですが、リラはため息が出るほど哀愁に満ちた旋律です。

・第2曲目 パ・ダクシオンよりバラのアダージョ

第1幕、16歳の誕生日の宴でオーロラ姫が4人の求婚者から受け取ったバラを手に踊るシーンで使われる音楽です。

冒頭のハープのカデンツァがステキですよ。そしてその後に続くヴァイオリンやチェロのロマンティックな調べをたっぷりと味わってください。

・第3曲目 長靴をはいた猫

第3幕、姫と王子の結婚の場で、長靴をはいた猫、赤ずきん、シンデレラ姫、親指小僧、青い鳥などの童話の主人公が達がつぎつぎに踊りを披露します。長靴をはいた猫はオーボエとファゴットによって猫の鳴き声をユーモラスに表現しています。

・第4曲目 パノラマ

第2幕第1場のラストシーン、リラの精が王子を姫が眠る城へ案内する情景を表しています。
真珠貝の舟に乗った王子が鏡のように静かな水面を進んでいく幻想的な場面を想像して聴いてください。

・第5曲 ワルツ

第1幕、姫の誕生日に村娘たちが花輪を手に踊ります。絢爛豪華なシンフォニック的規模を備えたワルツです。ああ、チャイコフスキーだなって思わせる曲です。

2 おススメCD

・リチャード・ボニング指揮 ナショナルフィル(DECCA)

チャイコフスキー眠れる森の美女

バレエや歌劇に情熱を傾けてきたボニングは、著名作品の全曲盤の再現にも情熱を注いできました。ボニングは、この名作を、丁寧に描き分けており、その熱意にオーケストラもしっかりと応えている点も魅力的です。

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