【ヴェルディの出世作】オペラ「ナブッコ」序曲を知っていますか?

「ナブッコ」は、ジュゼッペ・ヴェルディが作曲した全4幕からなるオペラです。

1842年にミラノ・スカラ座で初演されたました。
ヴェルディにとって3作目のオペラですが、初めて大成功を得た出世作として知られており、特にその第3幕での合唱「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」は今日のイタリアにおいて国歌並みに、あるいはそれ以上に有名な旋律となっています。

序曲だけだと8分程度ですし、序曲だけを聴くのもいいと思います。
もちろん興味が出てくれば歌劇全部を聴いてみると、もっと楽しめると思います。

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1 作曲の経緯

このオペラの作曲の経緯は不明な部分が多く、一般には、第2作「一日だけの王様」の初演で失敗し、私生活では2人の子供と妻を相次いで亡くし、絶望のあまり作曲の筆を折ろうとまで考えていたヴェルディに対して、スカラ座の支配人であったメレッリが紹介した新しい台本に1841年秋頃までに作曲がなされたとされています。

実力派歌手を配した初演は1842年に挙行されましたが、当夜は稀に見る大成功をおさめ、ヴェルディは一躍、ドニゼッティなどに比肩しうるオペラ作曲界の新星との評価を勝ち取ったのでした。

その意味で、この「ナブッコ」はヴェルディにとって、出世作といってもよい作品なのですね。

2 劇のあらすじ

劇のあらすじは、以下のとおりです。

バビロニア王ナブッコの長女のアビガイッレは、バビロニア軍を率いてエルサレムに攻め込みます。エルサレムの祭祀長ザッカーリアは、かねてから人質にとっていたナブッコの次女フェネーナを盾とするのですが、密かにフェネーナを愛しているエルサレム王のおいイズマエーレによって彼女は解放され、バビロニアは勝利を収めます。

勝利に思いあがったナブッコは、「自分は神だ」などと宣言したため、天罰の稲妻を受け錯乱。自分が奴隷の娘であり、王位継承権がないことを知って父への復讐を狙う長女のアビガイッレに、王座を奪われてしまうのです。

さらに、アビガイッレは、正妻の娘であるフェネーナにも復讐するため、彼女の処刑を命じる文書をつくり、父ナブッコをだまして署名させてしまいます。

罪を悔いたナブッコは、自分の傲慢さを悔やみ、部下とともにフェネーナの救出に向かい、すべてが露見したアビガイッレは、罪を悔いて服毒自殺するのです。

3 序曲の構成

静かなホルンの音色が響き渡ると、落ち着いた雰囲気ですが、いきなりトランペットにシンバルを加えたフルオーケストラが大音響を鳴らすなど、かなり迫力満点な出だしです。

やがて、弦楽器が鬼気迫る表情になると曲には一瞬緊張感が現れますが、トロンボーンの一声で緊張感は収まり、オーボエのメロディがフルートを従えて和やかで清々しい響きを聴かせてくれます。弦楽器もやさしくその響きを演出し、伸び伸びとした雰囲気が現れます。

おだやかな響きが続くかと思いきや、またテンポアップした激しい曲調に変わり、すごい勢いであふれ出すような響きが賑やかに曲を飾ります。

シンバルが豪快に何度も打ち響くと派手にラストを飾り、盛大に曲を終わります。

5 おススメCD

クラウディオ・アバド指揮 ベルリン・フィルハーモニー (ドイツグラモフォン)

ヴェルディ ナブッコ

安定したテンポ、情感のこもった演奏、様々な楽器のバランスとその響きの精密さ等、それら全てで、素晴らしい完成度を見せていると思います。

ベルリンフィルだけあって、録音も超優秀♪
各奏者の技量は勿論世界のトップ・クラスです。

ヴェルディの他のオペラの序曲も収録されていて、超お買い得な1枚だと思います♪

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました♪
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