ヴェルディ「シチリア島の夕べの祈り」序曲の名盤を紹介します♪

「シチリア島の夕べの祈り」は、ヴェルディが作曲した5幕から構成されるオペラです。
序曲は演奏会などで単独でも演奏される有名な楽曲です。

元になった題材は、1282年にパレルモで島民によってフランス人が虐殺された、「シチリアの晩祷」と呼ばれる事件とその暴動です。

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1 作曲の経緯

1854年にパリ・オペラ座の支配人ロクブランから第1回パリ万国博覧会のためにフランス風グランド・オペラの作曲を委嘱され、その年の大半を作曲に費やしたが、紆余曲折の末、9月の終わり頃に全曲完成しました。

初演は1855年にオペラ座で行われ、スペクタクルな素材が好評を受けて大きな成功を収めました。

2 劇のあらすじ

劇のあらすじは、以下のとおりです。

第一幕

舞台は1282年、フランス統治下のシチリア島パレルモの広場。支配者のフランス軍と被支配者のシチリア島民は一触即発の状態にある。兄を処刑されたオーストリア公女であるエレナがフランス兵にからまれるなどしたところで、エレナの恋人であるアリーゴが登場します。総督とは知らずアリーゴは戦いを挑むが、総督は制止してアリーゴの身の上を尋ね、アリーゴを許します。

第二幕

パレルモ郊外の浜辺。反抗者の指導者プロチダがアリーゴとエレナと出会い、ビザンチンとスペインの独立への協力を取り付けたと語り、人々を鼓舞する。そこへ総督からアリーゴへ宴会の招待状が届きます。

第三幕第一場

モンフォールの城の書斎。昔、彼の恋人であり彼の子をもうけた女性の、死の直前の手紙。その内容は、わたしは、子をモンフォールを憎むように育てた、というもの。そこに、アリーゴをつれてきたとの知らせがきます。アリーゴが部屋に入り、モンフォールは自分がアリーゴの父親であり総督モンフォールであることを明かしアリーゴは驚愕するのです。

第三幕第二場

城の大宴会場。モンフォールは反抗者たちに取り囲まれてしまうが、アリーゴはわが身で彼をかばうことで暗殺は失敗に終わります。

第四幕

要塞の中庭。牢の中のエレナ、プロチダ達を思うアリーゴ。エレナはアリーゴを思いつつも彼を憎まねばならない。しかし処刑の時は迫る。そのときモンフォールは全員の赦免を宣言。またアリーゴとエレナの結婚が融和のシンボルとして祝福されます。

第五幕

城の庭。結婚式の祝宴。そこへプロチダがやってきて、エレナに祝いの鐘と同時に殺戮が始まると語る。やがて、モンフォールが現れ結婚式が始まったところで鐘が鳴り、島民の一斉蜂起と殺戮が始まるのです・・・

3 序曲の構成

低弦のピチカートと同時にホルンが静かに奏でられ、フルートとオーボエが登場します。
そして、サウンドのトーンが上がり、流麗なオーケストラの演奏に入ります。
ティンパニからオーケストラにキレが出てパンチの効いた金管にシンバルと小太鼓が掛け合います。

低音弦がゆったりと奏でられ、オーケストラが弾むように変わり、トロンボーン、トランペットにティンパニ、シンバルと、さらにはピッコロも所々入ります。

やがてハープや小刻みなフルートやピチカートが掛け合い、静まりかえるように弦が低くなっていきます。重圧感ある金管から流麗なオーケストラにフルート、ピチカートが掛け合いが始まり、オーケストラにキレが出てティンパニやピッコロ、トランペットと掛け合います。

1粒のピチカートからオーケストラが渦を巻きながらスピード感が出てきて、重圧感ある金管、ティンパニと共に、クライマックスを迎え、終曲になります。

4 おススメCD

リッカルド・シャイー指揮  ミラノ・スカラ座管弦楽団 (DECCA)

ヴェルディ シチリアの

このCDでは、優美さや華麗さといったものではなく、若さをストレートに出しているところが魅力的です。まったりとした響きではなく、重厚さに欠けているけれど、勢いの良さで勝負しているような感じです♡

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