「四季」の夏でヴィヴァルディが表現しようとしていたものとは?

今回紹介するのは、ヴィヴァルディ「四季」の「夏」です。

あなたは、「夏」というと何をイメージするでしょう?真夏の太陽、青い海と山、スイカ、そうめん、、、色々ありますよね。

ロールちゃんは、真っ先に冷えたビールをイメージします。笑

その次に、山でキャンプした夜、CDラジカセでクラシック音楽を流し・・・お気に入りのコールマンのランタンに照らされながら嗜む赤ワイン♪をイメージします。

おおおー♡やっぱりこれが夏の醍醐味でしょーう♡
我ながら超具体的ー!笑

しかし、ヴィヴァルディの生まれたイタリアの夏は、日本とは違い、雨の極端に少ない「乾季」にあたるのです。

太陽が照りつけ、雨も少なく乾燥し、舗装などされていない当時の道路は砂埃が舞い、さらに、農作物の収穫時期前なので、食べ物も少ない時期でしょう。当時のイタリアの一般的な庶民には夏は熱風、灼熱と嵐に苦しめられる地獄のような季節、暑さと乾燥と病気に苦しめられて活力がなくなる季節という感じだったのではないでしょうか。

この曲には、イタリアのこのような厳しい気候や生活環境が描写されているのです。

それでは、ヴィヴァルディ「四季」の「夏」とは、どんな曲なのでしょう。

あと、参考までに前回と同様、それぞれの曲が描写したソネットをつけますね♪

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◯曲の構成

・第1楽章

「焼け付くような太陽。人も家畜もぐったりしている。かっこうが鳴く。山鳩とひわもさえずる。突然の北風、雨を恐れ不安を感じて羊飼いは泣き出す。」

明るい夏のイメージを予想して聞き始めると,ちょっと肩透かしを食らうような暗い気分で始まります。しばらくすると、かっこう、山鳩といった鳥の鳴き声を描写した部分になります。続いて、突然嵐のような雰囲気になりますが、これは北イタリアの夏で時折吹く北風を表現しています。

「涙を流す羊飼い」を表すしっとりとした部分の後、再度、北風の描写となって荒々しく楽章を閉じます。自然と気象の鮮やかな変化の描写が見事な楽章となっています。

・第2楽章

「羊飼いは疲れ果て、稲妻が走り雷鳴がとどろく。蚊やハエまでが荒れ狂って飛ぶ。」

ここでは不安におののく農民たちを描いています。独奏ヴァイオリンを支える伴奏の音型は蝿を描写していると言われています。

また,ところどころ雷鳴を表す音型が短く力強く出てきます。それにしてもハエを描写した音楽というのも、なかなかありませんよね笑

・第3楽章

「羊飼いの恐れていたとおり雷は荒れ狂い穀物をなぎ倒してしまう。」

40小節にも渡る長大なトレモロが続くスピード感溢れる楽章です。ここではソリストよりもトゥッティの方が中心となっています。「嵐」を描写した迫力のある音楽が続きます。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました♪
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