もっと注目してほしい!ヴィヴァルディ「四季」の冬を聴いた感想

ヴィヴァルディ「四季」の紹介も、今回が最後になりました。

今回紹介するのは、ヴィヴァルディ「四季」の「冬」です。

ロールちゃんが思うには、「冬」は、ヴィヴァルディ「四季」の中で一番ドラマティックな音楽で、聴きごたえも十分なのですが、どうも、あまりにも有名な「春」の影に隠れてしまっているように思えます。
もっと知名度があがってもいいと思います。
あと、参考までに前回と同様、それぞれの曲が描写したソネットをつけますね♪

スポンサーリンク

◯曲の構成

・第1楽章
「冷たい雪の中でふるえ、激しい風の中で足踏みをしながら駆け回る。寒さのため歯の根もかみ合わない。」
冷たい雪の中を凍えながら歩く人たちを描写した楽章です。
4回のトゥッティの間に3回のソロが挿入されています。
最初にまず,雪の中で凍えている人を現す第1トゥッティが出てきます。冷たく非情な雰囲気が漂います。
続いて出てくる第 1ソロは32分音符の下降するような音型です。
これは「恐ろしい風」を描写し,ヴァイオリン独奏によってフォルテで演奏されます。
次に出てくる第2トゥッティは,人々が寒さの中で足踏みをしている様子を描写しています。
これも細かい音符の連続で,あんだか格好良い旋律です。
その後に出てくる第2ソロは,やはり32分音符からなる動きの速い音型で「恐ろしい」風を現しています。
第3トゥッティは第1トゥッティと同じものに戻ります。
その後の第3ソロも細かい音符の連続で,寒さのために歯がかみ合わない様子を描いています。最後に第2トゥッティの「足踏み」が出てきて楽章を締めくくります。
・第2楽章
「暖炉のそばで安らかに過ごす。外では雨がすべてのものを潤している。」
前楽章とは対照的に暖かな屋内の様子を描いています。
ここで出てくるメロディは、「四季」の中でもいちばん魅力的なものです。合奏部のピツィカートの伴奏の上に独奏ヴァイオリンが穏やかでしみじみとした味わいをもった美しいメロディを朗々と歌って行きます。
これは火のかたわらでの静かで満ち足りた日々を描いています。
伴奏のピツィカートはしとしと降る雨を描写しています。
この楽章が静かに終わると、そのまま休み無く次の楽章につながっていきます。
・第3楽章
「氷の上を歩く。ゆっくりころばないように。あっ、ころんだ。起き上がって歩き出す。またころんで氷が割れた。
戸を開けて外に出ると春の風が北風を追い出そうとしている。これが冬なのだ。冬にもこんな楽しみがあるのだ。」
再度、第1楽章と似た雰囲気に戻ります。
第1楽章も自由な雰囲気でしたが、さらに自由な構成です。
この楽章では,氷の上を転ばぬように歩いているけれども、転んでしまう光景を描写しています。
まず独奏ヴァイオリンが氷の上を歩いているような音型を繰り返し演奏します。
その後の第1トゥッティでは転ばぬように慎重になっている様子を描きます。
その後の下降音型は「ツルリ」と滑った様子を描いています。
第2ソロでは,起き上がって激しい勢いで走る部分を描いています。
続く第2トゥッティでは調性が変ホ長調になり,テンポもレントになり,優しい表情に一転します。
ここでは「南風」が吹く様子を描いています。
これは「夏」に出てきた音型の変形です。その後,独奏ヴァイオリンに激しい音型が出てきます。
これは南風,北風などが激しく戦っている様子を描いています。
この激しい音型を引き継いだトゥッティが最後に出てきます。堂々と全曲が締められます。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました♪
記事更新の励みになりますのでよろしければポチッとお願いします♡

↓↓↓

にほんブログ村 クラシックブログへ
スポンサーリンク

シェアする

フォローする